川本眼科

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院長のつぶやき

院長のつぶやき 受動喫煙対策強化を支持する 2017年1月13日

厚生労働省は飲食店やホテルなどの建物内を全面禁煙とする案を示している。
これに対し、飲食店などの業界団体が1/12に大規模な反対集会を開いたという。

私は全面禁煙に大賛成だ。
タバコの害は、十分に証明された。
タバコは、驚くほど多くの病気に関係している。
タバコは、医療費の膨張させている最大の要因だと言われている。

喫煙は自分だけでなく、他人の健康を損なう行為であることもはっきりした。
迷惑行為というより傷害行為と考えたほうが良い。
「喫煙者が公共の空間でたばこを吸う権利」なんて認めるわけにはいかない。

例外も作らないほうが良い。
中小業者は対応が困難などというが、実際に規制が始まってはじめて、
みんなが真剣に対応を考え出すはずだ。
きわめてコンパクトな喫煙室とか、煙の出ない代替タバコとか、手はある。
必要は発明の母なのだから。
全面禁煙直後は困っても、3年もすればすべて落ち着くとみている。

「客が減る」というけれど、本当だろうか?
A店では喫煙でき、B店ではできないなら、A店に客が流れるのはわかる。
でも、すべての店で条件が同じなら、それほど影響は出ないはず。
自宅に引きこもって店に行かなくなる? そんなことはない。
飛行機だって、新幹線だって、全面禁煙にしても利用者は減っていない。
店に入る前に屋外で吸うか、専用の喫煙室で吸えば済むことだ。

そもそも、先進国と呼ばれる国のほとんどは既に屋内全面禁煙だ。
喫煙がこんなに野放しになっている国は日本くらいだ。
恥ずかしいことだと思う。

受動喫煙対策強化は正しい政策で、ぜひ勧めていくべきだ。
一部の業界の圧力に屈して、骨抜きにしてしまうようなことは、
なんとしてでも避けたいものだ。

(2017. 1.13)

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