院長のつぶやき 花粉症の時期に外来が混む理由 2017年3月22日
ここのところ、スギ花粉の飛散が多い。
花粉症の時期には眼科は混む。
花粉の量と比例して混むのだろうか?
答えはNO。
花粉の量が少ないうちはほとんど受診しない。
「かゆみを我慢できる限度」を超えると急に増える。
そこにははっきり段がある。
だから、花粉量の増減を増幅した形で患者数が増減する。
花粉症患者が多い年と少ない年の差が大きい。
ここ1週間、急に花粉の飛散が増えた。
徐々に増えたときはそんなに患者さんは増えない。
急に多くなると受診につながりやすい。
花粉症だけなら、1人にそれほど時間はかからない。
外来が混雑する大きな原因は「ついで受診」
例えば、6ヶ月間隔、1年間隔で定期検査が必要な患者さん。
いつ受診するか予約制ではない。そうすると、
「目が痒いから受診しよう、ついでに定期検査も受けよう」
というのは人情だ。
定期検査では多くの場合、散瞳が必要で検査メニューも多い。
どうしても時間がかかる。
そういう人が何人も重なると、どうしても混雑する。
解決策は難しい。「ながら受診」を禁止する訳にもいかない。
この時期、受診される方は、混雑は覚悟しておいて下さい。
(2017. 3.22)