川本眼科

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院長のつぶやき

院長のつぶやき 同じ学会で同じ話3回に辟易 2017年7月19日

7/14(金)~7/16(日)に大阪で「フォーサム2017」という学会があった。
眼感染症学会、眼炎症学会、コンタクトレンズ学会、涙道涙液学会の共催。
学会開催には金がかかる。良い会場を確保するのも大変だ。
学会開催の費用を節約し、会場確保の苦労も減らす、一石二鳥の策。
数年前に始まり、まずまずの成功を収めて今日まで続いてきた。

参加する側にとってもありがたい。
最近は学会が多すぎて、すべて付き合ってはいられない。
一度出かければ複数の学会に参加できるのは良いアイデアだ。

もっとも、年に何回も休診にするわけにはいかない。
土曜の午前はしっかり診療して、土曜の午後と日曜に参加した。

ちょっと辟易したのは、ある女性医師の講演。
この人、なかなか話し上手でしかも美人なので最近引っ張りだこ。
シンポジウムやランチョンセミナー等の講演依頼が多いようだ。

今回の学会でこの人の話を3回聴くことになった。
面白そうなプログラムを選んでいったら、たまたまそうなった。
そしたら、なんと話の核心部分が3回とも一緒。
プレゼンのスライドも同じ、話の筋立ても同じ。
まるで録音して再生しているみたいだった。
(もちろん細部に若干の違いはあったが、ほぼ同一)

いや、同じ先生が同一題材で似たような話を繰り返すのはよくあること。
別の学会で話すのなら、ある程度はスライドの使い回しも許される。
でも、今回は同じ学会での講演。
結論が同じ話でも、少し切り口を替えて、別の料理に見せる工夫は必要。
スライドも別々に用意すべきだろう。
核心の主張が同じなら、表面の見栄えを変えるだけ。
そんなに大変なことではない。ちょっとした手間を惜しんではいけない。

オチまで同じ話を3回聴かされて、さすがに辟易した。
こういう行為は禁止はされていないかも知れないが、マナー違反だ。
同情すれば、同じ学会で、複数の講演を受け持つのは確かに大変だ。
準備が大変でこうするしかなかったのかも知れない。
でも、もしそうなら、講演依頼をすべて引き受けるべきではなかった。

聴く側も多忙な中、なんとか時間を捻出して参加しているのだ。
せっかく参加する学会、無駄な時間は過ごしたくない。

(2017. 7.19)

院長のつぶやき

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