川本眼科

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院長のつぶやき

院長のつぶやき 遠近両用コンタクトをつけてみた 2017年8月3日

昨日、今日の2日間、コンタクトをつけてみた。
アルコン トータルワン マルチフォーカル
まだ発売前のコンタクトである。
アルコンに勧められてモニター装用。
なんでも、実際に自分で試してみないとね。

目薬も新発売の時は、1回自分で点してみる。
そうするとしみるとか、充血するとか、さし心地とかが分かる。
こういう感覚的な部分は、添付文書を読んだってわからない。

コンタクトは昔、短期間だが使ったことがある。
30年以上前、学生時代のこと。
ゴロゴロと異物感が強く、やめてしまった。
それでも1年くらいは使ったろうか。

コンタクトのモニター装用はいつもするわけではない。
よほど気になるコンタクトが発売されたときだけ。
それも1日2日だけ使う。

ふだんは常時メガネなので、スタッフも驚いている。
もう、メガネがトレードマークになっているからね。

久しぶりだったので、最初は変な感じだったが、すぐ慣れた。
メガネの枠がないのは視野の広がりには有利。
装用感はすごく良い。秀逸だ。

見え方は、遠くはOK、近くはちょっとぼける。
まあ、でも、新聞でもカルテでも、支障なく読める。
遠近両用メガネと異なり、近くをみるために目線を下に向ける必要はない。
車の運転も大丈夫だった。
診療行為すべてコンタクトのままでも可能だった。
ただ、普段だと暗いまま読める字が、明るくしないと読めなかった。

結構使えることはわかった。
それでもコンタクトだと角膜が乾く。
特にレーザー治療をしたときは、ひどく乾いた。
レーザーをするときは集中して瞬きをしないからだ。

外すのに、少々苦労した。
普通につまもうとすると指先が滑ってしまう。
指先の水分を完全になくし、鏡で慎重につまんだら取れた。
これは、一般の患者さんでは、相当に苦労する人が多そうだ。

「装着していないかのようなつけ心地」とメーカーは主張する。
確かに、装着時はほとんど気にならなかった。
だが、外したらホッとした。眼も楽になった。裸眼並みとは言えない。

モニター装用の結論。
現時点で最良の遠近両用コンタクトの1つであることは間違いない。
酸素透過性は最高レベル。装用感も良い。
十分実用になる。

でも、それでもやっぱり、メガネのほうが楽だし、使い勝手が良い。
少なくとも私は、普段はメガネを選ぶ。
何かメガネが使えない事情があるなら、お勧めできる。

(2017. 8.3)

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