院長のつぶやき 下半身の話題3つ 2018年1月15日
少々旧聞に属するが、
NHKあさイチに中田真木先生が出演されたらしい。
先生は東大の2年先輩。同じ病院で働いたこともある。
日本の骨盤産婦人科学の第一人者。
産婦人科と女性泌尿器科の境界領域のパイオニア。
あさイチでの話題は女性の尿の拭き方。
×「前から後ろにこする」
〇「下から10秒ほどじっと押し当てる」
目から鱗が落ちますね!
常識とされていたことが必ずしも正しくないこともある。
興味ある方はNHKあさイチのホームページへ
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中田真木先生と言えば、昔男性下着にも言及されていた。
ピッチリした男性下着は不妊の原因になるという説。
蒸れやすく熱がこもりやすい下着は精子の活動を抑制するという。
要はブリーフよりトランクスを勧めると解釈できる。
その発言のせいではなかろうが、一時はトランクス全盛だった。
だが、時代は移って、ボクサーパンツなるものが登場。
今や、ボクサーパンツが人気1位なのだという。
イメージとしてはトランクスとブリーフの中間くらい。
トランクスよりは熱はこもりやすいだろう。
そのせいで不妊が増えなければ良いが。
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NHK大河ドラマの主人公は西郷隆盛。
この人、フィラリア感染の後遺症で陰嚢が巨大に腫れていた。
大河ドラマの原作「西郷どん」にもその話は出てくる。
「ふぐりが腫れた」と。
奄美大島に島流しになったときに感染したらしい。
フィラリアは死滅してもリンパ液が貯留して象皮症になる。
江戸時代には日本でもそれほど珍しくなかったそうだ。
大久保利通らが洋装一辺倒になる中、西郷は和装を好んだ。
上野の西郷さんの銅像も和装。
その一番大きな理由は象皮症だったと推定される。
(2018. 1.15)