川本眼科

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院長のつぶやき

院長のつぶやき良い年をお迎え下さい

本日12/29で川本眼科も仕事納め。診療を終え、先ほどレセプト点検も終えた。

夜になってホームページの更新に取りかかる。

大企業なら専任の担当者がいるのだろうが、川本眼科では望むべくもない。

すべて院長が1人で更新作業をしている。

忙しいとどうしても手が回らない。休診のお知らせを忘れたりする。

「院長のつぶやき」ももっと頻繁に更新したいのだが他にやるべきことが多すぎる。

ものすごく忙しそうな有名人がツイッターとかしているのが信じられない。

更新遅れのためせっかくホームページを訪れた方にご迷惑をおかけしているかも知れない。

この場を借りてお詫びする。

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今年1年、あまり良いことがなかった気がする。何かとついていなかった。

来年はどうか良い年でありますように。

みなさまもどうか良い年をお迎え下さい。

(2010.12.29)

院長のつぶやき市議会リコールに数億円の無駄遣い

河村たかし市長の主導による名古屋市議会リコールが成立しそうだ。

しかし、名古屋市議会は任期間際で4月には統一地方選挙が予定されている。

今回のリコールでは任期が1ヶ月短くなるだけだ。

そのための費用は中日新聞によると4億5千万円だそうだ。

産経新聞は出直し選挙や市長選も含め約10億円経費が増えると試算している。

これって究極の無駄遣いではなかろうか? 民主主義のコストとは言えない。

リコールも市長辞任も制度を政治的に利用しようとするもので大義名分が立たない。

河村たかし氏は減税だけ主張して市長になった人。

誰だって減税はしてほしい。私も減税はしてほしい。

でも税金が減れば受けられる公共サービスも減る。

必要なことのために税金を払うのは仕方がない。それは国民の義務だ。

でも、こんなしょうもないことのために払っているわけではない。

市長の給料を減らしたって数百万円。

そんなパフォーマンスに騙されて数億円の無駄遣いを許すわけにはいかない。

(2010.12.19)

院長のつぶやき「医者=悪者」という図式の決めつけ報道

ここのところ朝日新聞への批判を何度も書いてきたので「個人的に恨みでもあるのですか?」と聞かれた。

別に個人的に恨みは全くない。それどころか、実は「朝日小学生新聞」以来40年以上の読者でもある。

新聞はたいてい2誌購読していて、一方は読売だったり毎日だったり日経だったり・・今は中日新聞だが、

もう1誌はいつも朝日新聞だった。東京から名古屋に転居しても取り続けてきた。

朝日新聞の記事検索asahi.com Perfectにも入っていて、毎月料金を払い続けている。

診療所の待合室にもその週のAERAが置いてある。

朝日は言わばマスコミの代表だと思っている。だからこそいい加減なことを書いてもらっては困るのだ。

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朝日で目立つのは「医者=悪者」というステレオタイプで割り切った報道で、長年続いている。

「事故で救命できなければ救急医が悪い」「子供が脳性麻痺なら産婦人科医が悪い」

「救急患者の受け入れ先がないのは医者が悪い」「患者が死んだらなんでも医者が悪い」

「とにかく医療事故はすべて医者が悪い」

近年、医師の側が声を上げるようになり、マスコミに反論をするようになってようやくマシになった。

逆に、反論をしなければ報道内容は絶対に訂正されることはなく、「事実」として一人歩きしてしまう。

その場合、医師や医療機関側がマスコミに立ち向かうのは困難を極める。

なにしろマスコミは自分たちの都合の良いようにいくらでも記事が書ける。発表手段を独占している。

それに対し報道される側が声明を出してもほとんど無視された。

インターネットが普及してようやくマスコミの独占状態に風穴があいた。

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東大医科研ワクチン報道(2010.10.15)は完全に朝日新聞の勇み足だった。

「医科研ががんワクチンの副作用を隠蔽しようとした」

「裏には中村教授が金銭的利害により開発を急いだ事情があった」

というストーリーを想定し、取材不十分なまま1面トップのキャンペーン記事にした。

新聞側の落ち度がこれほどはっきりしているケースは大変珍しい。

普通は報道される側にも何かしら非難される点があるので、正面切った反論は難しい。

今回は違った。医科研側は猛然と反論した。問題になった「有害事象」は副作用ではなかった。

名指しで非難された中村教授はワクチンの治験に関わっていなかった。

日本癌学会も日本がん免疫学会も抗議し、高久文麿日本医学会会長までがこの抗議を支持した。

朝日側はやむを得ず急激にトーンダウン、最近の記事ではもっぱら弁明に努めている。

糾弾調は影を潜め、「治験のあり方に一石を投じただけだ」というのだからちゃんちゃらおかしい。

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私は当事者ではないので細かい論点を論じることはしない。

ただ、今回の「言いがかり報道」は「医者=悪者」という図式の延長線上にあると考える。

言うなれば朝日新聞の伝統的な偏見の表れだと思う。

中村教授側は12/8に朝日新聞を名誉毀損で提訴した。

元記事は医科研が悪事を働いたと「示唆」「想像」させるよう随所に工夫してある。

しかし、巧妙に断定を避けているので訴訟に勝つのは大変だろうと思う。

それでも、殴られた時に泣き寝入りではプライドを保てない。

この裁判が言葉尻をつつき合うことに終わったら不幸だ。

マスコミ報道の問題点を明らかにする場になってくれれば、と切に願う。

(2010.12.12)

院長のつぶやきレーシックの価格競争と集団感染

レーシック手術後に集団感染を起こした「銀座眼科」の院長が逮捕された。

行き過ぎた価格競争の結果と言われている。

手術に使うエキシマレーザーは数千万円もする上に維持費が馬鹿高い。

手術に使わなくても機械を持っているだけで金がかかるという代物だ。

コンスタントに患者を集めて手術をし続けなければたちまち赤字となる。

無理をしても「機械を遊ばせておくよりは・・」と患者集めに走る。

しかし、手術内容の細かな差は患者にはわからない。結局は価格の勝負となる。

価格を下げても経営を立ちゆかせるためにはどこかでコストダウンが必要だ。

広告費などは削れない。患者集めに必須だから。

人件費も削りにくい。特に検査ができるスタッフは給料が高くても辞めさせられない。

しわ寄せが来るのは患者の目に見えにくい衛生管理の部分になりやすい。

本気で衛生管理に取り組めば金も手間暇もかかる。

滅菌消毒器のメンテナンス。空調の特殊フィルター。浮遊細菌のチェック。

スタッフ全員の手術時手洗い教育。使い捨て製品の使用・・・

手を抜いてコストも浮かせるという誘惑にかられてもおかしくない。

さらに、術後の通院回数を極端に少なくしてアフターケアに手を抜く手法も目立つ。

「何か問題があったら近所の一般眼科にかかって下さい」と言い放つそうだ。

手術費用には術後ケアの分も含まれているはずなのに。

それに自費の手術の術後観察を健康保険で診療するのは本来違法だ。

元凶は無理な価格競争、無理なコストダウンにある。

どうも「安かろう悪かろう」になってしまっている気がする。極端に安い場合は要注意だ。

視機能は大事だ。角膜混濁や高度不正乱視などの後遺症が残ったら一生後悔する。

レーシックをしようと考えている人は価格よりも安全性を重視してほしい。

(2010.12.7)

院長のつぶやきスキャンダル政治

柳田法相が辞任した。

この人はもともと法務に疎い人だったようなので、もともと資質に問題があったとは思う。

ただ、失言に対するメディア・スクラムが尋常ではなかった。

この問題ばかり連日連夜一面報道するほどの重大事なのだろうか。

ほかにいくらでも大事なことはあるだろうに。日本はそれほど平和で問題が少ないのか。

大新聞やテレビの報道番組がタブロイド紙やワイドショーに堕した感がある。

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もともとの失言だって、ある意味国会の現状を言い当てている。

国会質疑が形骸化していることの揶揄・皮肉になっている。間違ってはいない。

ただ、当事者がそれを言っちゃいけないよ、ということで非難を浴びた。

でも、本当は発言を非難するより、国会審議のあり方こそ非難されるべきだろう。

昔「前向きに検討させていただきます」を何百回繰り返したのは自民党政権だった。

そして実際には何もしなかったのだから罪は深い。自民党に非難する資格はない。

自民党と連立政権を担った他の党も無罪とは言えない。

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失言で辞任させられるとなると、何かと失言のあら探しになりそうだ。

失言しないように本音を言わず当たり障りのない応答ばかりするのは良いことなのか?

政治家は言葉も大事だが、結果としてどんな成果を出したかはもっと大事だ。

政敵倒しのため互いにスキャンダル探しばかり熱心になるのは勘弁してほしい。

反対のため、選挙のために人格攻撃・・ってアメリカの悪いところを真似しすぎ。

(2010.11.24)

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