川本眼科

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院長のつぶやき

院長のつぶやきマクドナルドの異物混入

マクドナルドが火だるまになっている。
異物混入が相次いで発覚したからだ。

マスコミは異物混入は「絶対にあってはならないこと」として報道している。
だが、本当にそうなのか。
マクドナルドをつるし上げることは正義なのか。

異物混入は今まであまり報道されることがなかった。
そうすると、一般人の意識としては滅多にないことのように感じられる。
普通はありえないミスだったのなら、非難されてもやむを得ない。

しかし、異物混入など珍しくないという証言もある。
今までも、様々な業種でいくらでも起きていたという。
従来は、大々的に発表することなく、個別に処理されてきたというのだ。

製造工程をテレビで見たが、手作業の部分が相当に多い。
自動化された工場で機械がすべて製造するなら、異物混入の可能性は低い。
手作業で作られるものについて、同じレベルを求めることは無理がある。
作業で使う手袋の破片が混入することは許すべからざることなのか。

問題は、異物混入事故の確率がどのくらいかということだ。
マクドナルドでの異物混入確率は他の食料品に比べて突出した高いのか。
それをきちんと評価しないと、軽々に非難できない。

短期間に集中した報道により、人々に与える印象に大きな影響を与える。
これを報道バイアスと呼ぶ。
中国で尖閣諸島関連の歪んだ大量の報道が反日暴動を引き起こしたのと同じ構図だ。

そして、どの程度のことなら社会が受け入れられるのかが問題だ。

例えば、生野菜なら、泥が付いていても、虫がいても、不思議はない。
長い間、それは当たり前のこととして許容されてきた。
近年、野菜でも泥も虫もいないことが求められるようになった。
ただ、そのために生産者に過重な負担がかかったり、高いコストが生じたりする。
虫をなくすために収穫後に農薬をかけるようなことも行われていると聞く。

過度な要求を控え、新鮮で安ければ十分と考えよう、と提案されている。
私も、野菜については、その通りだと思う。

たぶん、今後、多くの人がマクドナルドを買わなくなるのだろう。
そうすると業績が悪化して採算が取れなくなり、店舗閉鎖に追い込まれる。
私は1年間に1回くらいしか食べないから構わないが、
マクドナルドの店が近所からなくなったら不利益を被る消費者もいるだろう。
それは、消費者が望んでいる結果なのだろうか。

(2015. 1.11)

院長のつぶやきコート

冬になっても、私はコートを着ないことが多い。
コートを着るのが面倒くさい。
そして、多くの場合は邪魔だと思っている。

今日は製薬会社主催の眼科講演会に家内と出かけた。
家内は防寒完全武装。モコモコして丸い。
私はワイシャツの上に薄いチョッキ、上着だけ。
チョッキは、暑ければカバンの中に放り込んでおける。
邪魔にならない。

自宅から地下鉄の駅まではすぐだ。不動産屋の表示なら徒歩1分。
そこからは地下鉄でホテル・マリオットアソシアへ。
屋外に出ることがなく、暖房が効いている。寒くない。
地下鉄の車内でコートを着ていたら、暑いくらいだ。

会場に着いたら、もちろん暖房で温かく、コートは要らない。
クロークに預けるのも手間がかかるし並ばなければならない。
座席に置くのも邪魔だ。
その後の情報交換会でも、コートは厄介者である。

正直、「コートなんて着てこないほうがよかった」
こういう経験を重ねて、最近はよほど寒い日しかコートを着ない。

しかし、冬、コートを着ないのは少数派のようだ。
家内は「貧乏でコートが着られないみたいに見えるよ」と言う。
そうかなあ。惨めったらしいかなあ。
ま、いいや。他人の目なんか気にしないことにしよう。

(2015. 1.10)

院長のつぶやき年賀状のやりとり

新年あけましておめでとうございます。

今年もたくさんの年賀状をいただいた。
長い間ご無沙汰している方も多い。
賀状で近況を知るのは年の初めの楽しみである。

ただ、賀状のやりとりは結構手間がかかる。
年賀状をやめたいという声を聞くことがある。

疎遠になっているのに、惰性で続いている場合もある。
多くの人が、前年に賀状をいただいた相手に出す。
もうやめてもいいかな、と思っていても賀状をもらえば返事は出す。
そうすると、その実績があるから、次の年は最初から賀状を出す。
相手は、賀状をもらうから返事を出す・・・
結局、永久にやりとりが続くということになる。

そういう相手が多いと、年賀状の枚数も年々増える。
多忙な人ほど、年賀状の枚数を減らしたいのに、ままならない。

パソコンで宛名を印刷するようになった。
一度入力してしまえば、宛名書きの苦労はない。
疎遠な相手にも出すようになった原因の1つだろう。

年賀状の枚数を減らすにはどうするか。

最初から出すのはやめて、返事だけ出すという手もある。
それなら、義理だけの年賀状はなるべく減らせる。
ただ、年末年始に旅行をすると、返事が相当に遅くなる。
仕事始の忙しいときに年賀状の処理をするのも大変だ。
結局、やっぱり賀状が来そうな相手には先に送るのが無難だ。

年賀状の中で、「今年で最後に」と提案するのは一策だ。
ただ、縁切りを呼びかけているようにも感じられ、気が進まない。

思い切って返事を出さない手もありそうだ。
失礼なヤツだと思われるのも嫌だが、言い訳は考えられる。
多忙で返信できなかったとか、旅行していたとか・・
たぶん、それで惰性のやりとりは中断するだろう。
相手も賀状のやりとりをやめたがっているなら、問題ないだろう。
今年は何人かにはこの手を使うことにした。

患者さんからも年賀状をいただく。
昨年まで返事を出していたのだが、今年からやめた。
これも、返事を出すと、かえって翌年もやりとりが続く。
1人の医師が大勢の患者さんを診ているわけで、
正直なところ、すべてに対応しきれない。
事情をご賢察賜りたい。

(2015. 1.2)

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