月曜祝日なら韓国に行ける

韓国は近いので短い休みでも訪れやすい国です。飛行機の便もたくさんあります。遠い国だと成田・羽田・関空からの便しかありませんが、韓国なら中部国際空港から出発できます。

月曜が祝日なら「土曜午前外来診療をした後に夕方の便で出発して韓国２泊３日」なんて芸当が可能です。韓国以外の国ではちょっと無理です。初日はホテルまでの移動しかできませんが、２日目は丸１日、３日目は半日遊べます。費用も国内旅行とそう変わりません。

雪岳山（ソラクサン）国立公園へ

韓国は、食べ物が美味しいし、お洒落な店も多いし、副院長お気に入りの国です。でもさすがに同じ所に何度も行くのは飽きます。そこでソウルから離れた地方に行ってみることにしました。

雪岳山（ソラクサン）はソウルから東へ144km,韓国の国立公園です。花崗岩でできた切り立った峰々が連なり、雄大な山岳景観が楽しめる所です。手軽に散策するコースもいくつも整備されていますし、本格的な登山ルートもありますし、ロープウェイで登れる岩山もあります。

紅葉の名所でもあり、１１月はじめはちょうど見所の時期です。韓国人にとっても人気の観光スポットになっています。

誤算で２時間しか過ごせず

土曜診療後、中部国際空港19時発、インチョン空港21時着。リムジンバスに乗り23時ホテル着。

誤算はこれからです。朝４時起き、６時の高速バスに乗る計画でしたが、空調不調でよく眠れず、朝フラフラで当初の予約（往復）をキャンセル。結局２時間遅い朝８時のバスに乗りました。

２時間半でソクチョに到着。帰りの切符を買おうとしたら、なんと軒並み満車。紅葉人気すごい。早すぎるけど14時の便で帰るしかありません。

はるばる日本からやってきたのに、雪岳山では２時間弱しか過ごせませんでした。これでは登山をしている時間はありません。おまけに第２案として考えていたロープウェイは強風で運休。

でも、紅葉は素晴らしかったです。山に登ってみることはできませんでしたが、岩山に囲まれた公園内の遊歩道を散策して回るだけでも楽しい。川も橋も滝もあって変化に富んでいます。人は多かったですが、広いので京都のお寺みたいな混雑にはなりません。

帰りは大渋滞

帰りの高速道路は大渋滞でした。紅葉の見頃で日曜日ですから、韓国人も車で行楽に出かけるわけです。ソウルまで予定時間の２倍、５時間かかりました。疲れたー。へとへとです。

でも、居酒屋みたいな店で食べた夕食が美味しくて元気が出ました。韓国料理は口に合います。

今度は空いている時に来るぞ！

ホテル立山に泊まる

ホテル立山は標高2450ｍ、日本で２番目に高い場所に建つホテルです。（１位はホテル千畳敷で2612ｍ）立山黒部アルペンルートの室堂駅と一体となっています。ハードな山登りなど難行苦行は避けたいけれど自然は大好きという、わがままな私たちにはぴったりな宿泊施設です。山なのにフランス料理のフルコースが食べられるなんて贅沢ですよね。気に入って毎年１回くらい泊りに行っています。

残念なことに来年８月末で宿泊サービスを終了するそうです。維持費や修繕費が大変なのかしら。終了前に泊っておこうと思い、今年は冬季閉鎖になる直前に、来年は７月に予約しました。

１１月下旬の連休を利用して宿泊してきました。もうあたり一帯は雪で覆われ、池は凍っています。年末年始に冬のアイスランドに行くので予行演習のつもり。防寒対策を確認したり、軽アイゼンの装脱や歩き方を練習したりしました。

ホテルの企画で写真家のイナガキヤスト氏に写真の撮り方を教えてもらうツアーに参加。スマホでＯＫ。雪山を歩き回って写真を撮りました。スマホ操作の技や構図や画角など勉強になりました。

夜には、オーロラの代わりに星を撮りました。

２日半では短い

韓国の雪岳山（ソラクサン）もホテル立山も楽しかったです。

ただ、土曜に仕事を終えてから出かけるのでは初日は移動日にしかなりません。ホテル立山の場合は初日大町温泉郷で前泊する必要がありました。前泊も豪華な料理や温泉を楽しんだので満足していますが、できれば初日の夕方には目的地までたどり着きたいところです。

丸３日休めるといいなあ。

まあ、無い物ねだりです。工夫すれば何とか旅行できることに感謝しましょう。

(2025.11)