川本眼科だより 313近況報告2026 2026年2月28日
川本眼科でここ数年で変化したことをまとめてみました。思いつくままに書いたので、大事なことを書き洩らしているかも知れません。
水曜休診
開業以来、水曜は午前中だけ診療にしていたのですが、週休2日でないと求人すら困難な時代となり、2024年11月より水曜休診にいたしました。
時間をかけて周知し、受診間隔や診療スタイルも見直したことにより、比較的円滑に移行できたと感じています。
今でも水曜に診療することがあります。
1)月曜祝日の週はなるべく水曜午前に診療することにしています。火曜が混雑するのを避けるためです。ただ、休診のままの場合もあります。
2)臨時休診の代替日として水曜に診療することがあります。(午前診療か終日診療かご注意を)
休診案内は掲示やホームページでご確認下さい。2か月前にはお伝えするよう努力しておりますが、急な変更もありえますのでご注意ください。
男性視能訓練士
開業以来、短期間の非常勤を除いて、川本眼科の職員は女性のみでした。医療・介護の分野は伝統的に女性の仕事とみなされ、求人への応募も女性ばかりだったので、ごく自然な成り行きでした。
2025年に初めて男性の視能訓練士を2名採用しました。採用にあたっては、ロッカールームやトイレの整備などが必要で、苦労しました。
患者さんの中には「女性が良い」という人もそれなりにいます。慣れないので、違和感や心理的抵抗感を感じるのでしょう。ちなみに男性助産師を嫌がる人は相当に多いと聞いています。
男性は家庭の問題で休むことがほとんどないのは正直助かります。女性はこどもの病気や行事などで休むことが多く、3人も4人も同じ日に休むこともたびたびあり、業務が滞って患者さんをお待たせすることになります。たぶん、この問題は日本社会の性役割意識が変わらない限り解決しないのではないでしょうか。
代診医の出番が増えた
以前から代診はお願いしてきました。診療以外に経理・給与計算・労務管理などもすべて自分たちでこなすので、そのための時間を確保する必要がありました。
従来は、原則として2診体制で、院長は必ず診療に入り、もう1診を代診医が担当しました。
近頃は、代診医が1人で診療することも増えてきました。旅行などで院長・副院長ともに不在の時などは代診医1人になります。長期の休診をできるだけ避けるためなのでご理解ください。
1人診療の場合はそれだけの実力のある医師に依頼しています。また、予約はなるべく入れないようにしています。これまでのところ、特にトラブルは起きていません。
監視カメラの増設
以前から監視カメラは利用してきましたが、その数を増やしています。映像は一定期間が過ぎると上書きされて消えます。ふだんはわざわざ後で映像を見ることはありません。
役に立つのは、事故があったとき、トラブルがあったときに、正確な事実関係の把握ができることです。例えば、駐車場で当て逃げが起きたとき、患者さんが院内で転んだとき、カードなどの紛失があったときなどに、どういう状況だったか後から調べることができました。目撃者の証言より監視カメラの記録のほうが正確です。
近所で自転車によるひったくりが起きた時、警察に提供した映像が検挙につながったと聞いています。犯罪抑止にもなるわけですね。
どんな病気で受診しているか
白内障の手術希望者は増え続けています。術後の経過観察で通院中の方も多いです。
緑内障は一生ケアを続ける必要があり、患者数は増え続けています。以前ほどこまめに診ることができなくなっています。
加齢黄斑変性も近年とても多くなりました。硝子体注射を請け負って下さる施設と連携して診療しています。完治することは少なく、定期的に硝子体注射が必要な方がほとんどです。
糖尿病網膜症は以前に比べて重症の方が減ったと感じています。内科での治療が成功しているのでしょう。それでも眼科検査は必要です。
近視進行予防には早くから力を入れて取り組んできました。有効な治療法が次々に登場しています。受診が16時以降や土曜に偏るのが問題です。
開業医は何でも屋ですから、そのほか多種多様な病気の方が受診されます。
コンタクトの新規処方はしていません。近視進行予防を目的とする場合と従来からの継続のみ対応しています。必要なら他院を紹介します。
外来手術はほとんどしなくなりました。ものもらいや翼状片の手術も他院に依頼しています。病理検査や保存角膜を使った手術ができる施設で手術を受けたほうが良いという判断です。それから、手術中診療がストップして他の患者さんにご迷惑がかかるのも大きな理由です。
大病院からの紹介に戸惑う
大病院からの紹介が近年増えて驚いています。たいていは、長年大病院に通っていたものの、通院が困難になった患者さんです。今まで一度も診たことがないまれな病気の方もいらっしゃって、正直なところ「うちみたいな診療所でいいの?」と思うこともしばしばです。
でも、せっかくのご指名ですので、たとえ滅多に出会わない病気でも、この機会に勉強しながら診ています。何か問題が起きた時には紹介元の大病院に逆紹介すればよいわけですし。
医師会と眼科医会のお役目
ところで、本年4月から南区医師会新郊中学校班の班長を務めることになりました。回り持ちで担当し、2年毎に交代するので計算上26年に1回のお役目です。これで最後でしょう。
毎月第4火曜に会議があるそうで、もろに当院の診療時間と重なります。代診を探すことにしていますが、見つからなければ副院長が1人で診察することになるかも知れません。
4月からは愛知県眼科医会のブロック世話人の順番も回ってきました。こちらは水曜に会議をするので患者さんにご迷惑はかけないと思います。
それほど大変な業務ではないようですが、2つの役目が同時期に重なってしまい、どちらもこれから2年間続くので、ちょっと気が重いです。
(2026.2)








