川本眼科

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院長のつぶやき

院長のつぶやき アルコール除菌スプレー 2016年2月19日

ちょっと手軽に除菌したいときにアルコールは便利だ。
ここでいうアルコールはエタノール(エチル・アルコール)のこと。

〇揮発性なので、拭き取りをしなくてもよい。
〇口に入っても安全。

診療所でも重宝している。
次亜塩素酸のほうが強力だが、皮膚に付着すると炎症をおこす。
拭き取りをしなければならないのは厄介だ。

口に入る可能性がある場合にはなおさら便利だ。
家庭でまな板や弁当箱やキッチンマットなどの除菌にも使える。

そう思って、スプレータイプの商品をコストコで買っていた。
フマキラー「キッチン用アルコール除菌スプレー」

ところが、なんか変だ、と思い出した。
通常、医療用で使うエタノールは速やかに揮発する。あっという間だ。
ところが、これをスプレーしてもなかなか乾かない。
いつまでも表面が濡れた状態で、乾燥にずいぶん時間がかかる。
エタノールの濃度が相当低いのではないかと疑った。
しかし、容器の表示を見てもどこにも濃度は書かれていない。

そこで、インターネットで調べた。
その結果、エタノール濃度が45%しかないことがわかった。
うーん。これでは濃度が低すぎる・・・

エタノールの消毒効果は約80%で最高となる。
これより濃度が高くても低くても消毒効果は落ちるのだ。
45%では、せっかくのエタノールも十分な効果を発揮できない。
たぶん、高濃度のエタノールが使えないものがあるからだろう。
高濃度だと変色したり色落ちしたり素材が傷むことがあるから。
クレームを恐れたのだと思う。
しかし、肝腎の除菌効果が悪くては意味がないではないか!

ちょっとがっかりだ。だまされた気分。
安全性を重視したという主張するのだろうが、それならそれで、
エタノール濃度をきちんと表示しておくのは最低限の仁義だと思う。

さっそく、エタノール濃度が80%に近いものを探した。
その結果、良さそうだと思ったのは「エコクイックアルファ78」
数字の通り、エタノール濃度が78%の商品。
余計なものが入っていないのが良い。Simple is best!
1L(\540), 5L(\2,160), 10L(\3,456), 18L(\4,900)から選べる。
アマゾンで買える。

スプレーとして使うにはスプレー容器も必要なので、それも探した。
高濃度のエタノールでも大丈夫な容器は限られる。選んだのは
「スプレーボトル(霧吹き)トリガータイプ詰替容器」
500ml(\220)と300ml(\200)が選べる。
同じくアマゾンで買える。

市販のアルコール除菌スプレーよりはるかに除菌効果が高いはず。
詰め替えの手間はかかるけど、絶対こっちのほうがお勧め。

(2016. 2.19)

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