川本眼科

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院長のつぶやき

院長のつぶやきコンサート

子供の受験が終わって、少し時間の余裕ができた。
それで、今年は数十年ぶりにコンサートに出かけてみた。

1つは東海テレビのスーパークラシックコンサート。
愛知県芸術劇場で1年間7回の講演。
しかもいつも同じ席で聴ける。
去年は知り合いの優先予約枠を利用させていただいた。

実際にコンサートに出かけた感想。
曲や演奏家は満足している。
小澤征爾とかランランとか辻井伸行とか。
当然好き嫌いはあるが、よく知った好きな曲はやっぱり良い。

問題は演奏開始時間。18:45が多いが、これはきつい。
外来が18時までかかるのは普通。もっと遅くなることもある。
だいたい、1日の終わりには正直疲れ切っている。
それから、メシもろくすっぽ食べずに急いで会場に駆けつける。
綱渡りだし、身体にこたえる。
終了間際に急患が来院したら、行けなくなってしまうし。

来年は優先予約の権利がある。12/13が受付日だが、来年分は諦めた。
ちょっと無理があることがよくわかった。

先週はそれとは別にサラ・ブライトマンのコンサートに行った。
最初に彼女の歌に出会ったのは20歳代だったと思う。
それから30年近く現役なのだから大したものだ。
CDやDVDも何枚も持っていて、楽しみにしていた。

曲が始まってまもなく、家内が「口パクだ」と言い出した。
えっ? 世紀の歌姫にそれはないだろうと思ったが・・
そう思って聴くと確かに違和感がある。
歌が安定しすぎている。指揮者がなぜヘッドホンを付けている?
家内はお腹の動きがないという。そうかも知れない。
うーん。私は確証を得られなかったが、家内は間違いないと言う。
AKBなら歌に期待していないので、口パクでも仕方ない。
でも、まさか、サラ・ブライトマンが??
ショーだと割り切れば良いのかも知れないが。

今年54歳。確かにあれだけの高音を出せるほうが不思議だ。
オペラ座の怪人の最高音部なんて人間業じゃない感じだし。
あれを毎回安定して歌うのは至難の業だろう。
録音ならいくらでも修正できるがライブは一発勝負だから。

一時はすごく太ってしまい、それから痩せて、今回はまたかなり太め。
顔も、いくら化粧をしても衰えは隠せない。
オペラグラスでアップにして見るとなおさら感じる。

期待していた分、がっかりしてしまった。
S席とは名ばかりだったし。天井に近くて端のほう。
1人1万5千円も出す価値はなかったというのが結論。
サラのコンサートがあっても、もう行かない。

(2014. 12.07)

院長のつぶやき増税かインフレか

年金・医療・介護などの社会保障費は急速に膨張している。
原因は高齢化で、どんどん支出は増える。避けようがない。
消費税率を最終的に30%まで上げないと社会保障費を賄えないと言われている。
今までは国債を大量発行して収入が少ない分を穴埋めしてきた。
しかしこれ以上国債を発行すると信用不安を招き、大変な事態になりかねない。

ただ、消費税を8%から10%にするだけでも大騒ぎが起こる。
増税の必要性はみんな理解していても、増税を主張した政党は必ず負ける。
だから、選挙になると、みんなが消費税には反対と唱える。
増税反対は、有権者の耳に心地よい魔法の呪文だ。
政治的に、増税はきわめて困難なのだ。
10%まではこぎつけても、それ以上にはできない可能性が高い。

増税しないで、財政赤字を解消する方法はあるのか?
増税できなければ、最終的には禁じ手と呼ばれる日銀引き受けしかなさそうだ。
今の「異次元金融緩和」は結局最後は日銀引き受けに繋がる道だと思う。

そしてこの道を進めば、必ずインフレがやってくる。
それも、半端じゃないハイパーインフレが。
膨れあがった財政赤字は、ハイパーインフレで魔法のように解決する。
借金が何分の1になったりする。政府には都合が良い。
インフレ政策は、増税と違い、政治的にはリスクが少ない。
だから、この予想が現実になる可能性は高いと思っている。

インフレは、実質賃金の目減りであり、増税と同じだ。
低所得者には消費税よりも過酷な負担になると予想される。
例えば年金生活者の打撃は大きい。

増税に反対して結局インフレになるのは、自分の首を絞めるようなものだ。
愚かなのだが、でもたぶんそうなる。

インフレへの対策を今から始めなければなるまい。
現金は目減りする。現金はインフレの直撃を受ける。

何か買えばよいわけだが、何を買えばよいかが難しい。
買ってすぐ価値が下がるものがほとんどだ。
マンションだって車だって、何十年も価値を保てない。
必要なものは買えばよいが、欲しくもないものを買うのは馬鹿げている。
土地とか金とか株などの有価証券に人気が集まりそうだ。
ただ、どれもリスクが高い。価格が変動しやすい。
何か事件が起きれば暴落するかも知れない。会社の倒産とか。

自分自身への投資は、インフレ対策になりうる。
若い人なら、きちんと教育を受けること、資格を取ること。
インフレになっても稼げるようスキルを磨くこと。
技能があれば、どんな世界でも食べていける。
私なら、医師として勉強を怠らず最先端の知識を身につけることか。

事業を興すのも1つの手だ。
ものを売る仕事なら、インフレに応じて値上げができる。
アパート経営なら、インフレに応じて家賃を上げられる。
ただ、そのためには才覚と資本が必要だが。

本当にハイパーインフレが来るなら、早めに対策を取るべきだ。
もちろん、そんな悪夢のような予想は外れるのが一番望ましい。

(2014. 12.2)

院長のつぶやき「名医紹介」の中身はほとんど広告

週刊朝日が「新・名医の最新治療」というMOOKを出す。
(ちなみにMOOKとは臨時増刊とか別冊みたいなもの)
毎年出しているらしい。
これに広告を出さないかという提案書が郵送されてきた。

まるで取材記事のような体裁で、自院を記者に褒めてもらう形式。
カラーで、院長の顔写真、院内風景などもプロが撮ってくれる。
1ページ分なら130万円、2ページ分なら190万円。

うーん、何だかなあ。
どうも、私には納得がいかない。

記事と錯覚させる広告って言うのは、詐欺まがいの手法だと思う。
ただ金を出しただけの広告主を「名医」のように見せかける。
こういうからくりを見抜ける人はいいが、見抜けない人もいる。
見抜けない人をカモにしているわけだ。

実は、こういうやり方はごく一般的な手法である。
名医を紹介しますと謳う本やMOOKの中身は広告だらけだ。

美辞麗句を並べた広告だと思えば、だまされないで済む。
決して、素直に信じてはならない。

(2014. 11.4)

院長のつぶやき20周年記念パーティー

11月1日は川本眼科を開業した記念日。
今年は20周年になる。
お世話になった方々を招いてパーティを開いた。
82名の方がお祝いして下さった。

司会は自分でやった。だいぶとちったけれどご愛敬。
出席者に楽しんでいただくために趣向を凝らした。
・江戸家猫八さんの動物のものまね
・フルートカルテットの演奏
・20周年を振り返るビデオ
・スケッチブックリレーのビデオ
・特にお世話になった方々の紹介
料理は鉄板焼、しゃぶしゃぶ、寿司、中華そば等々

概ね好評だったようで、ホッとしている。
皆さん、ありがとうございました。
次は30周年に向けて頑張ろう。

お祝いに、川本眼科にお花をたくさん頂戴した。
診療所内が花で埋まり、置き場所がない。
お花の一部は今回お世話になった人に差し上げた。
一部は自宅に運んだ。診療所には3つだけ残した。
診療所内に飾れなくて申し訳ないが、仕方ない。

普段はお花を買っている。
一度に集中せず、時期をずらして頂戴できれば理想的だが。
解決策としては「花のギフト券」なんてものがある。
合理的だが、自分が贈る立場でも、ギフト券にはしにくい。
造花を送って下さった方もいた。それも一法だと思う。

皆様、川本眼科をこれからもよろしくお願いします。

(2014. 11.3)

院長のつぶやき防犯カメラと目撃証言

北九州の連続放火事件では、被害者とされていた女が犯人だったそうだ。
密かに設置した防犯カメラの映像が決め手になったという。

神戸市で小1の女の子が殺害された事件では、
防犯カメラに女児の後ろを歩く容疑者の姿が写っていたという。

万引き犯が防犯カメラのおかげで特定され捕まったというニュースもあった。
女性に抱きついた強制わいせつ犯も防犯カメラの映像で特定されたという。
いずれも、カメラがなければ絶対に捕まらなかったと思われる。

いまや防犯カメラは犯罪捜査の最大のツールとなった感がある。

かつては目撃証言が頼りだった。
だが、人間の記憶は頼りない。昨日のことでもよく覚えていない。
服の色とか身長とか、記憶は曖昧で当てにならない。

しかも、誘導により記憶は変容することが心理学の実験で確かめられている。
 祥伝社新書「記憶は嘘をつく」
 講談社選書メチエ「嘘をつく記憶-目撃・自白・証言のメカニズム」
 
警察がしつこく何度も尋ねるうち、警察に迎合した目撃証言が作られる。
そうやって冤罪が起こったと指摘されている。
目撃証言を過度に重視すると、間違いが起こりやすいのだ。

目撃証言に防犯カメラの映像が取って代わったことは良いことだ。
今までは捕まえることが不可能だった犯罪を摘発できる。
あやふやな記憶により冤罪が生まれるのを防ぐことができる。

プライバシーの侵害だと言う人もいる。
しかし、公道を歩く人の映像が、それほど秘密にすべき情報なのか?
治安を守り、犯罪を抑止することは、優先順位の高い事項だ。
道を歩く姿を防犯カメラに撮られるくらいは甘受すべきだ。

私は、安全で安心な街に住みたい。
防犯カメラのさらなる普及を望む。

(2014. 9.30)

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