院長のつぶやき 医師会候補の落選 2010年7月12日
参議院選挙で医師会候補は3人いて、全員落選した。
候補を一本化できなかった時点でこの結果は予想されていた。
比例代表候補の当選は、個人名での投票数で決まる。
今回、民主党でも自民党でも、個人名投票が11万票あれば当選できた。
3人で17万票集めたのだから一本化していれば当選していたはず。
医師会会長は親民主党、しかし他の執行役員の多くは親自民党。
分裂したせいで組織的な選挙活動もほとんど行われなかったようだ。
いつもならポスターを貼ってくれとか要請があるのだが、今回はなし。
3年前には19万票弱集めた。たぶん17~19万票が医師会の実力か。
医師数が27万人くらいで、政治的意見も様々だからこんなものか。
看護師や従業員が医師会候補に投票することも減っているのだと思う。
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3年前まで医師会が擁立した国会議員は2人いた。
前回の参議院選挙で武見議員は落選、今回西島議員が落選。
これで誰もいなくなった。(医師出身の議員はかなりいる)
医師会の考えを政治に反映させ、予算をつけることは困難になった。
もちろん、医師は診療することが本分。私自身は政治とは距離を置いてきた。
でも、こうなるとさすがに必要な医療費まで削られるのではないかと心配だ。
(2020.7.12)