院長のつぶやき 金属アレルギー 2013年11月18日
私は、カシオのG-SHOCKという若者向けの腕時計をしている。
それも、デジタル式の安いヤツだ。
もともと実用性第一で高価な機種に興味がなかったせいもある。
家内はローレックスなんか買ったけれど、私には良さがわからない。
時計の命は時間の正確さだと思うのだが、カシオの圧勝である。
向こうはゼンマイ式、こっちは電波時計なのだから話にならない。
「自動巻ムーブメント」とか言うらしいが、一昔前の技術だ。
まあ、時計だと思うからそういう価値基準を持ち出してしまうが、
あっちは身を飾るアクセサリーと考えるべきなのだろう。
確かに高級感はある。ブランド力もある。でも実用性は低い。
・・・と安い時計をしている負け惜しみを述べた。
ただ、実はそれは本当の理由ではない。
金属アレルギーのため、樹脂製の時計しか使えないのだ。
原因は恐らくニッケル。汗で溶け出し、金属イオンになる。
その金属イオンが皮膚に入り込み、炎症をおこす。
一見するとあせもみたいに赤くただれる。
発症は7~8年前。それまで何ともなかったのに。
時計は3つくらい持っていたが、全部使えなくなった。
時計の本体裏側とバンドの両方が樹脂の製品を探した。
これが意外に少ない。
そもそも素材が表示されていないことが多い。
いろいろ探し回ったあげく、G-SHOCKに辿り着いた。
だから、若作りをしているわけでは決してない。
正直なところ、そんなに気に入っているわけでもない。
腕時計がチープな分、中身で勝負、と思っている。
(2013. 11.18)