院長のつぶやき まつげエクステ、カラコン、粘膜アイライン 2015年6月5日
まつげエクステによるトラブルが報道されている。
国民生活センターが警告をだしたとか。
接着剤が原因でまぶたが腫れたり、角膜にキズがついたり・・・
軽症のほとんどは報告されないから、表に出るのは氷山の一角だろう。
とんでもなく数多くのトラブルが発生しているに違いない。
危険性の高さから、即刻禁止が妥当と考える。
カラーコンタクトもトラブルが多い。
だいたい、眼科なんか受診しないで装着する人がほとんど。
おまけに充血や痛みがあっても我慢して、重症化してから眼科を訪れる。
異物を目に入れるというのに安易過ぎる。
どう考えても、化粧の一部みたいなノリで使うものじゃないでしょ。
おじさんには理解できません。
アイラインをまつげより内側の粘膜にまで引くのが流行している。
これも眼科医の立場からすると、とんでもない方法。
ここにはマイボーム腺があって、涙の蒸発を防ぐ油を出している。
ここを油性のアイラインでふさげばドライアイになりやすい。
ふさがれてマイボーム腺が炎症をおこす可能性もある。
美しくなりたいのは女心なのだろうが、
お岩さんみたいに目が腫れたり、目の病気を引き起こしては本末転倒。
最悪、失明の可能性だってゼロとは言えない。
危険な流行に手を出さないで欲しい。
(2015. 6.5)