川本眼科

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院長のつぶやき

院長のつぶやき 処方箋の偽造防止 2009年2月9日

処方箋を出すことはもちろん医師にしかできない。
ところが、最近はときどき処方箋の偽造事件がおきる。

一番簡単な手口は処方箋への書き足し。
最後に「以下余白」と書いておくことになっているのだが、
手書きの処方箋では途中の行に書き足しても違和感がなかったりする。
対策として、手書きをやめ全部コンピューターで印字することにした。
会計が5分ほど長くなるがご容赦いただきたい。

最も多い手口はコピーだ。
麻薬や覚醒剤に似た作用を持った薬が危ない。
薬物中毒になった患者が薬を欲しがって偽造するわけだ。
印鑑は押してあるが、カラーコピーだと本物と見分けがつかない。

そこで川本眼科では処方箋発行に複写防止用紙を使っている。
コピーすると「コピーです」「複写」などの文字が浮かび出る。
出来心でコピー機を使って偽造することは防げる。
もちろん、偽造を100%防げるわけではない。
でも目薬の処方箋を必死で偽造したって採算が合わないだろう。

複写防止用紙の欠点は字が読みにくくなること。
医療会計コンピューターを新型に替えたら印刷が薄く字が小さい。
薬剤師の先生から字が読めないと苦情が出て困っている。
もう少し印字の邪魔にならない複写防止用紙を探している。

何か根本的な対策はないものか。
紙幣みたいに”すかし”が入っていれば複写しにくいだろう。
コストが高すぎて採用できそうもないが。
QRコードの印刷も有効な対策だ。川本眼科では2月から始めた。
問題は薬局のほうもQRコード対応でないと意味がないこと。
普及するには時間がかかりそうだ。

2009.2.9

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