院長のつぶやき高速道路を無料にして増税?
高速道路無料化の社会実験とやらが始まった。
もちろん、無料になるのはよいことだ。高速道路を使う人は助かる。
しかし、無料にする財源はどこにあるのか?
収入が減った分は最終的には税金でまかなうしかない。
財政が豊かでお金が余っているなら構わないだろう。
現実には赤字財政が続き、いずれ増税が必至の情勢。
ということは、増税してその分を高速道路を使う人に回してあげるということ。
これって、はたして公平で正しい政策なのだろうか?
やはり、受益者負担が原則ではないのか?
所得の再分配がある程度必要なことは理解できる。
でも、高速道路を使う人たちを、再分配を受ける弱者とは言えまい。
お金の使い方が間違っている。
一方でばらまきをやり、一方で増税するのはやめてほしい。
無駄遣いをやめればいくらでもお金がわいてくるというのは大嘘だった。
私は多少の増税は仕方ないと思っているが、
ばらまきのために税金が湯水のように使われることは納得できない。
(20106.28)
院長のつぶやき取材は遠慮しておく
日経メディカル編集部から電話があり、事務に伝言。
診療報酬改定に関して電話取材したい、と。
ホームページに診療報酬のことを書いたせいかな。
取材を受けるなら折り返し電話することになっていたが、やめておいた。
日経メディカル自体は思い込みで偏った記事を書くことがほとんどない良心的雑誌。
別に信用できないとか、悪意があるとか、そういう心配をしているわけではない。
ただ、取材・編集という形では自分の発言の真意は伝わらないと思っている。
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ひとまとまりの発言の中で、勝手に一部だけを切り出されることが納得できない。
言葉というものは文脈によって意味は変わってくるのだ。
それに同じ素材を取り上げても編集のしかたで印象はがらりと異なる。
「財政は危機的状況だ。しかし、増税は好ましくない。」
「増税は好ましくない。しかし、財政は危機的状況だ。」
ほら、並べ方を変えるだけで全然違った結論になるでしょ?
他人の主張を補完するために自分の言葉を使って欲しくない。
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昔、中学受験をテーマにNHKの取材を受けたことがある。
ディレクターは良い人だったし、発言もちゃんと放映された。
それでもダメなのだ。3時間取材して使われたのは3分。
番組を見た人に考えが伝わるはずがない。結局誤解されるだけ。
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枠を与えられてその中で自由に書きたいことを書いてよいなら、受けようと思う。
たとえ、スペースが少なくても工夫の余地はある。
ダメ出しされて没になるのも仕方ない。
ただ、真意とは異なる形で他人に利用されるのだけは、嫌だ。
(2010.6.20)
院長のつぶやきツイッターは無理かな
またまた、このつぶやきの更新を怠ってしまった。
「川本眼科だより」のほうは月1回と決めているので確実に執筆してきた。
「院長のつぶやき」は不定期の更新なので、どうしてもサボりがちになる。
だいたいが遅筆で、執筆原稿は何度も推敲を繰り返す。
書くことの根拠はきちんと調べ、わかりやすく書くことを心がける。
反対の立場からの反論もあらかじめ予想して論理に破綻がないように書く。
そうするとどうしてもそんなに早く、パパッとは書けない。
適当に書き飛ばすというのは苦手だ。
メールも原則的にパソコン・メールを使うことにしている。
返事が遅くなっても許してもらえるから。
携帯メールも家族とはやむを得ず使う。でも必要最小限。
メールの返事をすぐ打つのを苦痛に感じてしまうのだ。
こんなことでは最近流行のツイッターなど、とうてい無理だろう。
(2010.6.7)
院長のつぶやき歳より若く
私は今年の7月で52歳になる。中年おじさんと言われてしまう歳だ。
だが、ありがたいことに人からは歳より若く見えるようだ。
現代日本では一般的に「若さ」は価値なので、ちょっと得をしている。
若く見られると軽く扱われて困ることもある。契約とか交渉事の時は特にそう。
医者も歳を食っていたほうが重々しく貫禄があって信頼される傾向がある。
でも、さすがに50歳を超えたら「坊や扱い」されることはほとんどなくなった。
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若く見える一番の理由はハゲや白髪がないせいだろう。
同窓会で歳を取ったように見えた同級生はどちらかだった。
これはほとんど遺伝で決まるから親に感謝しなければならない。
もっとも、父は後退型ハゲ(お茶の水博士みたいな感じ)だった。
あと数年で私もハゲ始めるかも知れない。実は戦々恐々としている。
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運動してかなり減量したのも若く見てもらえる理由の1つだろう。
やっぱり、中年太りで腹が出たり首のまわりに脂肪がつくとね・・・
もっとも脂肪はコントロールできてもシミやシワや目のクマは無理だ。
女の人はエステに通ったりするようだが、あれって効果は疑問。
外出を控えて紫外線を浴びないようにするほうが効果は高いと思う。
運動すると、ダイエットにいいだけでなく、筋肉もつく。
筋肉がつくと軽やかに動ける。さっさと歩けるし、階段も苦にならない。
年寄りくささって歩き方に如実に表れる気がする。
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後は気持ちの問題か。
肉体の衰えは仕方がない。老眼とか、記憶力の減退とか。
しかし、精神年齢は気の持ちようで変わる。
いつも好奇心を保ち、新しいことに挑戦する姿勢をなくさないようにしたい。
(2010.5.9)
院長のつぶやき駐車場整備と屋上看板ライトアップ
駐車場整備のため、4月17日(土)~21日(水)に工事を行った。
レイアウトを全面的に見直し、13台が駐車可能になった。
出て行く車と入ってくる車が出くわすことが少なくなり、駐めやすくなったと思う。
空きスペースは花壇にした。やはり多少はうるおいと癒しが欲しいから。
花はアジサイと寒椿なので、開花の季節には楽しませてくれるだろう。
今年は間に合わないが、来年から花が咲くはずだ。
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夜間照明も付けた。省エネを考えてLED街路灯にした。
電気代は定額契約なので、水銀灯でも蛍光灯でもLEDでも同じ。
LEDはまだ高いので実は損なのだが、ささやかなCO2削減協力だ。
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舗装を『透水性舗装』にしてみた。水を通し、雨が道路にしみこむ。
水跳ねが減り、水たまりができにくくなる。
夏は地中から水分が蒸発し、照り返しの暑さが軽減する。
患者さんが気づくことはないかも知れないけれど、私なりのこだわり。
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同時に川本眼科の屋上看板も手直しした。
文字部分のアクリル板が日に焼けてしまっていた。
まるでお化け屋敷のような風情。
内部照明式だったのだが、夜つけると薄ぼんやりと行燈みたい。
7年前に取り替えを検討したが200万円ほどかかるというので断念。
その後は点灯せず、ずっとそのままになっていた。
今回、駐車場整備に合わせて改修することにした。
まず、焼けたアクリル板に白い塩ビシートを貼り付けて視認性を良くした。
昼間なら遠くからでもくっきり見えるようになった。
そして高くつく内部照明はやめ、投光器でライトアップすることにした。
結果は大成功。バックの青とともに浮かび上がり、内部照明よりきれい。
格安で16年前に作った古い看板が再生し、満足している。
(2010.4.29)