川本眼科

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院長のつぶやき

院長のつぶやき2P→3P変換アダプター

長年欲しかった製品がようやく発売された。

電気コードの「2Pプラグ+アース線」を「3Pプラグ」に変換するアダプター。

原理的には簡単にできるはずのものなのだが、今まで存在しなかった。

日本のコンセントは大半が2Pで3Pは珍しかったから。

需要が少なくて売れないと判断されると、製品にしてもらえない。

3P→2Pはいくらでもあるのに。

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2000年に診療所の建物を建てた際、コンセントはすべて3Pにした。

アースがあるほうが原理的に正しいと思ったから。米国では標準だし。

アースがなければ漏電して感電するかも知れない。

アースがなければ電気ノイズが発生して電子機器の障害になるかも知れない。

ところが、世の中必ずしも良い物が普及するわけではない。

せっかく設備は3P対応なのに実際はアースなしで使わざるを得なかった。

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それから11年半。

輸入品に3Pプラグが増え、対応して3Pコンセントが増えた。

ようやく2P→3P変換アダプターの需要が生まれたわけですな。

そしてサンワサプライがついに製品化。商品名はTAP-AD1R

この製品を発見したとき「とうとう出た!」と感動してしまった。

長かった~。待ちくたびれたぜ。

時代がようやく私に追いついたのだ、と勝手に悦に入っている。

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あとは価格。買う人が増え、2社以上で競争が始まれば必ず安くなるはず。

そこで宣伝。みなさん、アースは大事です。3Pコンセントを有効に利用しましょう!

※つまりはこの製品をどんどん買いましょう、ということ。

(2011.11.4)

院長のつぶやき高校最後の体育祭

神戸で下宿をしている息子の体育祭に行って来た。

高3で受験生なんだから体育祭どころではないと思うのだが、

応援合戦の練習とか、打ち合わせで忙しいらしい。おいおい、大丈夫か?

今まで使ってきた体操着に各人思い思いに何かペイントをするのが学校の伝統だそうで、

息子にうまいこと言いくるめられて手伝いをさせられた。

息子が筆で書いた紙を厚紙に貼り付けて字のところをカッターで切り抜く。

この厚紙を体操着に当てて塗料のスプレーを吹き付けるわけだ。

こんなことをしている時間があったら勉強してくれよ、と思いつつ、

高校最後の体育祭の体育祭を楽しみたいのだな、と納得。

正直、私も息子の手伝いをして楽しんだ。

大学に入ってしまえば親子でこういう時間を持つこともないだろうから。

夏休みにも下宿から帰ってこない息子と貴重な時間を過ごせて良かった。

体育祭もなかなかいいもんだ。

(2011.9.26)

院長のつぶやき台風15号

台風15号が東海地方を通り過ぎていった。

9/20には天白川が氾濫するかも知れないと、名古屋市内の広い範囲に避難勧告が出た。

自宅が浸水したら大変だし、自宅までの交通機関が使えなくなっても困る。

昼過ぎにはスタッフの半数以上を帰宅させた。

午後は「お急ぎでない方は別の日に受診を」という旨の張り紙をしてしのいだ。

幸い、台風のさなかにみえる患者さんはさほど多くなかった。

天白川は幸い氾濫せず、大したこともなく済んでよかった。

今日9/21はスタッフ全員が揃ったけれど患者さんは少なくガラガラだった。

午後からの中京眼科/名古屋アイクリニックでの白内障手術は中止になった。

やってやれないことはなかったが、患者さんの帰りの足が心配だ。正解だと思う。

さあ、台風が過ぎて、明日以降の外来が心配だ。

ただでさえ今週は休みが多い。その上台風で開店休業みたいな日が2日。

明日からとんでもなく混まなければいいが。

(2011.9.21)

院長のつぶやき揚げ足取りとスキャンダル

マスコミは政治家の揚げ足取りとスキャンダルしか報道しないように見える。

大事なのは政策ではないのか。

大事なことを論じることができず、ゴシップだけ追いかけている印象。

それも自分には甘く他人には厳しいダブルスタンダード。

それになんでもかんでも進退問題にするのも愚の骨頂。

ねじれ国会を背景にマスコミが騒げば大臣の首が飛ぶ。

マスコミは自分たちの力の大きさを誇示したいのだろう。

オフレコ時の軽口を叩いて大臣を辞任に追い込むより、もっと大事なことがあるだろうに。

なお、私は別に民主党支持者ではない。念のため。
(2011.9.11)

院長のつぶやき声高な利害関係者と物言わぬ多数派

私たちはしばしば他人の意見に引きずられる。

賛成派と反対派と数が多いほうに就こうとする傾向は間違いなくある。

それはたぶん、そのほうが生きていく上で敵が少なく居心地がいいからだ。

例えば戦時中は戦争反対を唱える人は少なく、敗戦後は急に増える、とか。

いったん多数派を形成し、勢いが出ると追従者が一気に増える。

選挙の時の「風」もそんなものだろう。

マスコミがそういう傾向を一層増幅する。

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賛成派と反対派の意見をよく聞いて自分なりの結論を出すことは間違っていない。

ただ、賛成・反対は利害関係に大きく左右される。

それぞれの意見は必ずしも論理的に考え抜かれた結果ではないのだ。

大事なことは自分でよく考えるしかない。

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またまた原発を例にとって恐縮だが最もわかりやすい例だと思う。

原発賛成派の中核は利害関係者だ。

電力会社の従業員や家族は原発に頼って生きている。

過疎で原発を誘致して恩恵に与った地元も原発がなくなっては困る。

原発関連業界から多額の献金を受けている政治家も原発が必要だ。

賛成の意見を表明することで食べていく評論家もいる。

今電気が欲しい企業は将来の放射性廃棄物問題などどうでもよい。

当事者にとってはほとんど死活問題だったりする。

一方、原発反対派は一般にお金で動いているわけではない。

原発反対の旗を降ろしても別に生活に支障はない。

むしろ反対を言い続ければ嫌がらせを受ける可能性もある。

実際に人格攻撃みたいなものを受けている人がいる。

つまり、この状況では賛成派のほうが意見を言う動機付けが強い。

原発反対であっても、積極的に意見表明するのをためらう人は多い。

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賛否の意見を単純に並べると、一見不偏不党・公正・中立のように見える。

しかし、そこにはもともと大きなバイアスがかかっている。

そういうことまで見抜いた上で賢い判断ができる知恵者でありたい。

(2011.8.25)

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