川本眼科

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院長のつぶやき

院長のつぶやき銀婚式

本日1月30日は家内と私の25回目の結婚記念日だった。
よくも1年で一番寒い時期に結婚したものだ。
医師の知人を呼べるのは日曜祭日に限られる。
そして母が大安にこだわった。
仲人の教授は学会や講演で超多忙。
・・すべての条件を満たす日は真冬のこの日しかなかった。

雪が降るのを心配したけれど、大丈夫だった。
まあ、真夏の結婚式よりはましだったと思う。
礼服は暑い。結婚式でクールビズというわけにはいくまい。
1月の結婚で良かったこともあった。
ハネムーンのニュージーランドはベストシーズンだった。

あれから25年。
銀婚式なんて自分たちとは関係ないとずっと思っていた。
でも、その日はあっけなく来るものだ。
長続きする秘訣は・・「思いやり」と「我慢」ですかね。
お互い、自分のほうが我慢していると思っている。
なんとか、これまでやってきた。
これからもよろしくお願いしますね、うちのカミさん。

ちなみに記念のイベントはまるでなし。
受験生の娘を抱えて、正直それどころじゃない。
どこかの塾のキャッチフレーズじゃないけど、
「僕たちの正月は、3月だ!」

(2013.1.30)

院長のつぶやきバブルの始まり

アベノミクスなる安倍首相の経済運営が評価されているらしい。
日銀まで巻き込んで2%のインフレターゲットを設定した。
本気で「輪転機でお札をどんどん刷る」気らしい。

国債の日銀引き受けに近い戦術を取るつもりもあるようだ。

初めは上手くいくように見えるかも知れない。
景気が良くなって、みんなが気分がいい。
でも、いずれ金余りが来る。
資金需要がないのに、金融政策だけでは上手くいくはずがない。
悪性のインフレがやってくる。
国債が信認を失って暴落するかも知れない。
最後にはバブルがはじけて揺り返しがひどい。
バブルははじけたときに初めてバブルだと気がつく。

もっとも、実は安倍さん、そんなことわかっているのかも。
ハイパーインフレが来れば、国の借金は事実上チャラ。
政治的に困難な増税より容易だ。
財務省にとっては妙手と思えるだろう。

本当にそうなったら国民には過酷な未来が待っている。
そういう暗い未来を予想するのは私だけだろうか。
私は自衛のため何か対策をする気になっているのだが。

私の陰鬱な予想が杞憂であることを祈る。

(2013.1.29)

院長のつぶやき赤ワインよりコーヒーで

フランス料理は高カロリー、高脂肪食だ。
普通に考えれば典型的な健康に悪い食事のはずだ。
ところが、フランス人にはなぜか心疾患による死亡が少ない。
これをフレンチパラドックスという。

心疾患死亡が少ない理由は赤ワインをたくさん飲むからだとされる。
赤ワインに含まれるポリフェノールが寄与しているというのだ。
この仮説は、一時赤ワインブームを引き起こした。
ワインが好きな人にはワインを飲む良い口実になったことだろう。

私は酒はほとんど飲めない。
夕食時に梅酒のソーダ割をコップ1杯がせいぜいだ。
赤ワインなんか、グラス1杯でも顔が真っ赤になりそうだ。
常々、残念に思っていた。

ところが、最近耳寄りな話を聞いた。
コーヒーもポリフェノールが豊富で、赤ワインと同じくらいだという。
赤ワインを昼間から飲むわけにはいかないが、コーヒーなら毎食飲める。
日本人はポリフェノールの約半分をコーヒーから摂取しているそうだ。
コーヒー好きで食後にコーヒーを欠かさない私には朗報である。

調べてみると、コーヒーについての疫学的研究は近年すごく進んだ。
「コーヒーは健康への貢献度が最も高い食品の1つ」なのだそうだ。

多くのがんで、コーヒーがリスクを下げる。
特に肝がんでは1日2杯で43%リスクが下がる。
心疾患では、1日3~4杯で11%リスクが下がる。
脳卒中では、1日3~4杯で17%リスクが下がる。
米国NIH(国立衛生研究所)が40万人を13年間追跡した研究では、
コーヒーを1日4~5杯飲むと全死亡リスクが男で12%、女で16%低くなるという。

うーん。これはすごいね!
もっとコーヒーを飲まなくっちゃ!

なお、緑茶にもコーヒーの約半分のポリフェノールが含まれる。
コーヒーより緑茶が好きな人は緑茶を一生懸命飲んでもよいと思う。
ただ、緑茶なら1日8~10杯くらい飲む必要があるかも?
それに、緑茶での研究はまだ少ないので、本当に効くか断定はできない。

(2012.1.7)

院長のつぶやき年賀状

年賀状を今年も大勢の方からいただいた。
今年はいただいた方に寒中見舞いを出した。
実はいわゆる「喪中」だった。

以前は世間のしきたりに従い、喪中ハガキを出していた。
そうすると、その年は普通年賀状をいただけない。
喪中の家に出すのは構わないはずだが、遠慮するのが普通になっている。

普段から顔を合わせている相手なら別に構わない。
でも、年賀状だけでつながっている付き合いもある。
1年に1回だけのやり取りが途切れてしまう。

考えてみれば年賀状の歴史は浅い。
今のような年賀はがきのやり取りが一般化したのは戦後らしい。
郵便事業が始まった明治に遡るとしてもたかだか100年ほど。
「これが作法」などと大昔から続くきまりなどありはしないのだ。

喪に服したい人はそうすればよい。
でも、喪と無縁の生活をしていながら年賀状だけ喪中というのも変だ。
それに、自分の身内のことで他人を束縛するしきたりは正しくない。
知人みなに親族の死を広報するというのもどんなものか?

いろいろ考えた末、喪中ハガキは出さないことにした。
それでも、古い人間なので、年賀状を出すのは気が引けた。
そこで、賀状の返事として寒中見舞いを出すことにした。
これなら世間の習慣に反しないだろう。

寒中見舞いにも難しいことを言い出す人がいる。
小寒と大寒の間に出すものだから1/5以降にしろというのだ。
でもね、返事はあまり遅れては失礼だろう。
無意味な決まり事より、他人への礼儀のほうが優先だ。
・・そんなわけで、1/3から順に寒中見舞いを出した。

しきたりオタクの人って意外に多い。
謹賀新年など四字の賀詞がよく、迎春など二字はダメだそうだ。
“Happy New Year!”なんてとんでもないんでしょう。
喪中ハガキは胡蝶蘭の切手図柄にしろ、とか。
それじゃあ余ったハガキが使えなくなってもったいない。

馬鹿な決まり事って結構ある。
無用な軋轢は避けたほうがよいが、より合理的に行動したいものだ。

(2013.1.5)

院長のつぶやき

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