院長のつぶやき スマホとカメラ 2017年9月24日
大学時代、一応写真部に所属していた。
暗室で引き伸ばしなんかもやった。
結構思い一眼レフと交換レンズを持ち歩いた。
旅行にもカメラバッグを持参した。
卒業してからは、写真を取ることは激減した。
時代も、フィルムからデジタルへと大きく動いた。
デジタル一眼レフも3機種くらい買い替えたけれど、
結局ほとんど出番がなかった。
デカいカメラは荷物になるのだ。
コンパクト・デジタルカメラでそこそこの写真は撮れる。
別にそんな芸術写真を撮るわけでもない。
多くは家族や友人との写真なのだから、高性能は要らない。
それでも、デジカメはいつも持ち歩いていた。
さほど撮らなくても、なんとなく持って行く。
たまには役に立つこともあるから。
最近になって、コンパクト・デジカメの出番も減ってきた。
スマホで済ませてしまうのだ。
もちろん、デジカメのほうが性能は圧倒的に良い。
ズーム機能はデジカメならばこそだ。
引き伸ばせば、画質には格段の差がある。
だが・・・
大きく引き伸ばすことをしなくなった。
プリントすることすら減った。
(撮るだけ撮ってそのままにしてしまう)
写真は手近なスマホで見ることが多い。
それなら、最初からスマホで撮ったほうが楽だ。
パソコンで面倒くさい作業をしなくてすむ。
どうせスマホで見るならそれほど高画質でなくてよい。
スマホなら、写真の送信や転送も楽だ。
一連の写真をアルバムにするなんて機能もあって便利だ。
要するに、画質で妥協できれば、スマホで取ったほうが
圧倒的に便利だし、使い勝手が良いのだ。
世の中の人がコンパクト・デジカメを使わなくなっている。
カメラは全然売れなくなっているそうだ。
最近は、私も、カメラを持たないことが増えた。
スマホだけで済むことも多いから。
元写真部員としては情けない。堕落かな・・・
でも、これも時代の流れだと思う。
(2017. 9.24)