川本眼科

文字サイズ

小 中 大

院長のつぶやき

院長のつぶやき“様” と “さん”

最近、医療機関では”様”づけが大はやりである。
「田中さん」「鈴木さん」ではなく「田中様」「鈴木様」、
「患者さん」ではなく「患者様」とお呼びするわけだ。

どうやら製薬会社が病医院向けのサービスとして開催する「接遇講座」で
“様”づけを推奨しているせいらしい。
接遇コンサルタントと言われている人が仕掛け人のようである。

確かに、”様”は敬意の表れである。
ホテルや銀行なら当たり前の呼び方でもある。
医療もサービス業である以上、当然だという見方もあるだろう。

しかし、”様”づけはいかにもよそよそしい感じがするのも否めない。
あなたと私は他人ですよ、と言っているような気がするのは
私だけだろうか。
家族や友人どうしでは”様”とは呼ばない。
“様”は相手との距離を感じさせるのである。

他の医療機関がどんどん”様”づけに変更する中、いろいろ悩んだ末、
川本眼科では”さん”づけで通すことにした。
このほうが患者さんと親しい感じがすると考えたのだ。
そのかわり、患者さんに対する敬語の使用を徹底することにした。
「ご覧になる」 「いらっしゃる」「お待ち下さい」など、
正しい敬語を使うことをスタッフに繰り返し教育した。

このやり方は成功していると私は思っているのだが、
患者さんの評価としてはどうだろうか。気になるところだ。

院長のつぶやき