院長のつぶやき 視野予約制の総括 2008年9月18日
本年4月から視野検査を予約制にした。それからほぼ6ヶ月経った。
ここで予約制の結果・影響・評判について総括してみたい。
結論から言えば視野を予約制にしたのは正解だった。
自動視野計は1台しかない上に、一人20~30分かかる。
今までは機械が空くまで長時間待っていただいていた。
現在は予約を取れば待たずに視野検査を受けられる。
視野検査を受ける人たちには概ね好評だ。
順番が来てから、また視野計が空くのを待つと相当時間がかかる。
この待ち時間が一気に短縮した。
視野検査のときに散瞳検査なども一緒に受けることもできる。
「今日は視野検査」とあらかじめそのつもりで受診できるのもよい。
結構疲れる検査だから、それ相応の覚悟があったほうがいいのだ。
一方で、予約でない人たちは待ち時間が増えた。
予約の患者さんが先に診察を受けることに今でも苦情はある。
それでも、待ち時間の増加分は許容範囲だと思う。
今までだって、待ち時間は結構長かった。増加は10%程度だろう。
事前に予想していなかったメリットもあった。
予約なら、混雑が予想される時間の検査を減らすことが可能だ。
スタッフが2人以上休んだ時などの混乱を回避できるのはありがたい。
視野検査の待ち時間が減ると待合室の混雑が緩和されるのもうれしい。
もっとも、今までのやり方のほうがよいという方もいらっしゃる。
仕事のために先の予定が立たず、予約が難しい方。
体調や天気に応じて出かけたいため、予約をいやがる方。
すべての患者さんが満足するのは無理だ。
空いていれば当日予約も可能なのでそれでご了解いただくしかない。
当日ではほとんど枠は埋まってしまっているが、たまには空きもある。
総括すると、視野予約制にはメリットのほうが多い。
今後も予約制は続けるつもりだ。
2008.9.18