川本眼科

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院長のつぶやき

院長のつぶやき成人式・卒業式と商売

成人式の日に着物業者が夜逃げしたらしい。
大金を払ったのに着物を着られない女性たちに同情する。
詐欺/計画倒産ならとんでもない。
赤字倒産でも、事前に公表して善後策を講じることはできたはず。

個人的には、これを機に成人式のあり方を見直したらどうかと思う。
「成人式に着物」は別に日本の伝統行事でも何でもない。
成人式自体が戦後始まった儀式だ。

最初は着物とは何の関係もなかった。
質素な身なりで構わなかった。
途中で、着物業者がこのイベントに目をつけた。
着物を着る人が少なくなって困っていたからだ。
一生に一度の記念として着物を着ようと大宣伝を繰り広げた。
雑誌やテレビなどを利用して、徐々に浸透させていった。

自分で金を払うなら馬鹿馬鹿しくて相手にされなかっただろう。
巧妙なのは、親や祖父母に払わせる戦略を取ったことだ。
子供や孫のためなら、財布のひもは緩む。
新成人も、自分の懐が痛まないなら異存のあろうはずもない。

一定割合が着物を着るようないなると、抵抗はしづらくなる。
やはり着物を着たほうが豪華なのは間違いがないから。
ただのスーツでは、貧乏たらしい。

こうして、しっかりと商売のタネにされてきたのだ。

批判する声もなくはなかった。
過度に華美すぎる、金のかけ過ぎだ、経済格差を協調するなど。
「成人式には質素な服装で」という自治体もあった。
だが、着物業者にとっては死活に関わる問題。
禁止しては着物業者が立ちゆかない。
伝統文化を守るためという理由付けも加わって容認されてきた。

私は「成人式には着物」という同調圧力は問題だと思っている。
冷静に、よく考えるべきだ。
滅多に着ることもない服に大金をかけることの是非を。
価値観の問題だから、どうしても着たい人は着れば良い。
ただ、ビジネススーツで参加、でも全く問題ないと思う。
むしろ、親に過剰な負担を掛けさせなくて、すがすがしい。

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同じ構図は卒業式でもある。
息子は今年大学卒業。
びっくりしたのは「アカデミックガウン」なる代物。
これも伝統でも何でもない。
たぶん、どこかの欧米の大学のまねごとであろう。
私が大学を卒業した時には影も形もなかった。

誰かが、これを商売にすることを考え出したのだ。
そして、宣伝を繰り返して少しずつ浸透させた。
親に金を払わせるという戦略は成人式と同じだ。

今ではほぼすべての卒業生がアカデミックガウンを着る。
業者の戦略は大成功である。
うーん。なんだかなあ。
ここにも同調圧力が働いていて、不快だ。

共通しているのは親心を食い物にしている点。
日本社会にありがちな同調圧力を利用している点。
商売のにおいがプンプンして、私は眉をひそめてしまうのだが。

(2018. 1.12)

院長のつぶやきスタッドレス

スタッドレスタイヤを履くことにした。

名古屋に住んでいると雪はほとんど降らない。
それでも年に1~2回は雪に見舞われる。

それに、遠出をすると予想外の雪に遭遇する恐れがある。
先日、休暇村富士に出かけたときは心配だった。
一応、オートソックという布製滑り止めは積んでいる。
しかし、雪が降ったときに装着するのも面倒だ。
装着に慣れていないだけに心配でもある。

やっぱり、スタッドレスタイヤのほうが安心だ。
レヴォーグは四輪駆動だから、雪道には比較的強い。

交換後のノーマルタイヤの保管も心配だった。
これにはタイヤの保管サービスがあることを知った。
冬シーズンが終わったら、再びノーマルタイヤに戻せる。
次の冬まで今度はスタッドレスを預かってくれる。
これなら何の苦労もなく、全部やっておいてもらえる。

冬、雪が降りそうな所へ出かける計画も合って決心した。

タイヤの安売り店もあるが、結局車のディーラーに頼んだ。
やはり、安心感がある。信用第一でやってくれるだろう。
車を取りに来てくれるのも助かる。忙しいからね。
定期点検とタイヤの交換を同時に済むメリットもある。

でも、値段は高かった。ホイール付とはいえ24万円。
仕方ない。事故を起こすよりましだ。
この冬は、雪が降るのをそれほど心配せずにすみそうだ。

(2017.12.17)

院長のつぶやき広告ブロック

インターネットを使うときに広告が目障りだった。
そこで最近、Adblock Plus というアドオンソフトを使い始めた。
ブラウザー上で作動し、広告を自動的に表示されないようにする。

なかなか快適で、広告を呼び出す無駄な動作がなくなって速い。
メリットばかりで、デメリットは全く感じない。

いや待てよ。
スマホandroidにも載せたのだが、電池の消耗が激しい気がする。
パソコンなら、問題なくお勧め。

ほかにも同じようなソフトが複数ある模様。
どれが良いのかは知らない。他は試していない。
ただ、使用者が最も多いのは Adblock Plus だった。

(2017.12.17)

院長のつぶやき医療通訳

今日は久しぶりの書き込み。
しばらく更新を怠っていた。
筆無精で申し訳ない。

今日は医療通訳のシンポジウムを聴きに行ってきた。

川本眼科にも、たまに外国人の方がみえる。
英語も得意ではないので、片言でのやり取り。
医療関係の専門用語なら、一応、英語で知っている。
診断名とかは書いてみせる。発音には自信がないからね。
説明も図示が中心。単語を並べてすます。

病名とか、薬の使い方とか、最低限のことは伝えられる。
これでなんとかやってきた。

中国人やブラジル人になると、片言も無理。
たいていは、日本語が話せる知人が付き添ってくる。
付き添いの人に説明をして済ます。

しかし、これではコミュニケーションは不十分だ。
患者さんの不安な気持ちに応えることもできていない。
もし日本人だったら、もっと詳細に説明をする。
当然、疑問や質問にも答える。
外国人は十分な説明を受けることすらままならない。

医療通訳は、この言葉の壁を取り除く。
愛知県では2011年から半官半民で事業が始まった。
なるほど、外国人患者の立場に立てば、通訳は必要だ。
日本語のできる知人ではなく、専門の医療通訳が。

医療通訳が必要という主張はうなづける。
ただ、問題も多い。

医療通訳の派遣には事前の依頼が必要だ。
つまり初診時には頼めない。
再診の予約をして、それに合わせて通訳を派遣してもらう。
眼科の病気だと、頻繁に受診することは少ない。
初診だけで終わってしまうことも多い。
かといって、説明のためだけに再受診させるのも難しい。

費用の問題もある。
1回に数千円の費用。
愛知県では患者と医師が半々で負担するきまり。
患者さんのほうがその負担を承諾してくれるか?
かなり経済状況が厳しい人もいる。
公費で援助してもらえると助かるのだが。

医療通訳を頼んだのに患者が来ないこともありうる。
外国人だとその可能性はかなり高い。
その場合の費用負担はさらに悩ましい。

やはり、医療通訳を依頼するのは限られる。
本人が費用負担を承諾すること。
ある程度重い疾患で、詳しい説明を要すること。
継続して通院が必要なこと。

それでも、今までよりは積極的に依頼しようと思う。

(2017.12.17)

院長のつぶやき網膜色素変性症と難病医療費助成

難病医療費助成制度は、難病を患う人の医療費負担を軽減する制度だ。
治癒する見込みのない難病では、医療費負担が重い。
何年も、何十年も、病医院通いが続き、終わりがない。

この制度では、医療費負担が3割から2割に引き下げられる。
また、所得に応じて、自己負担上限額が設定される。
要するに、医療費を少し安くしますよ、という制度で、無料にはならない。
無料でなくても、安くなるのは、ありがたい。

眼科でこの制度の対象になるのは「網膜色素変性症」が圧倒的に多い。
緑内障、糖尿病網膜症と並び、日本人の3大失明原因の1つになっている。
昔から指定難病として取り扱われてきた。

—-

難病医療費助成制度は対象となる疾患を増やしてきた。
2015年には110疾患から306疾患まで拡大した。
福祉が充実するのは良いことだ。

だが、対象疾患を増やすのと引き替えに「重症度分類」が導入されていた。
このことはつい最近知った。
今までは、診断が確定すれば助成が受けられた。
これからは、病状が一定以上重症でなければ助成されない。

良いほうの眼で判断することになっているので、
片目が失明寸前で、もう一方の眼にも発症しているような場合でも、
対象外にされてしまうことがある。

最近、当然該当するだろうと思っていた患者さんが、対象外になってしまった。

困ったことに、今まで助成を受けていたのに、
基準の変更が原因で助成が受けられなくなる人もいる。

—-

人口の高齢化に伴って医療費が膨張していることは知っている。
医療費抑制が必要なことも理解している。
(だからといって厚労省のやり方に全面的に賛成はできないが)

しかし、網膜色素変性症は進行性の病気でだんだん悪化していく。
軽症でも、定期的な通院は必要だし、検査もしなければならない。
重症度分類で助成対象に該当する場合、しない場合を比較しても、
通院回数も、診療に必要な医療費の額にも、大して違いはない。
助成するかしないか差をつける合理的理由は見当たらない。

一生病気と闘わなければならない人が、
指定難病の対象疾患と診断されながら、
一定以上の重症度に達するまで助成を受けられないのは、
かなり過酷な制度設計だと思う。

(2017. 11.12)

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