院長のつぶやきオーヴォ!
シルク・ドゥ・ソレイユの「オーヴォ」を観てきた。
ど真ん中の最前列という最高の席。手を伸ばせば舞台に届きそう。
近くで見ると迫力が違う。
パフォーマンスは期待に違わない。凄い。
友人はシルク・ドゥ・ソレイユの公演を見にラスベガスまで何度も足を運んだそうだ。
なるほど、それだけのことはある。
ショーを堪能し、大満足で帰ってきた。
7年くらい前に「ドラリオン」という公演を観て以来だった。
子供がいると子供が最優先になって、なかなか出かけられなかった。
演目ごとに趣はずいぶん違うらしい。
みんな観てみたいものだ。
診療をお休みして見に行けたらいいなあ、と思う。
患者さんにご迷惑をおかけしないためには代診医が必要だ。
ところが、眼科医志望者が減っているらしく、代診が難しい。
代診なしで休診にしたら顰蹙だろうなあ・・・
そんなわけで、今は夢を見ているだけだ。
でも、できたら、あまり年を取らないうちに夢を実現させたいと思っている。
(2015. 1.25)
院長のつぶやき相原先生が東大教授に
相原 一(あいはら まこと)先生が4月から東大教授に就任する。
彼は東大眼科入局が私と同期だ。
昨日、同期生が集まってささやかなお祝いの会を開いた。
専門の緑内障分野での活躍ぶりは目を見張る。
学問の上で優秀なことは間違いない。
人の上に立つものとして大切な、全体を見渡す能力にも長ける。
人格的にも文句の付けようがない。温厚で誠実で勤勉で謙虚。
誰も相原先生の悪口を言う人はいない。
東大眼科の困難な時期にふさわしい人物だと信ずる。
今教授職を引き受けることは大変だと思う。
ぜひ頑張ってほしいものだ。
相原先生と東大眼科のために、エールを送る。
(2015. 1.19)
院長のつぶやきマクドナルドの異物混入
マクドナルドが火だるまになっている。
異物混入が相次いで発覚したからだ。
マスコミは異物混入は「絶対にあってはならないこと」として報道している。
だが、本当にそうなのか。
マクドナルドをつるし上げることは正義なのか。
異物混入は今まであまり報道されることがなかった。
そうすると、一般人の意識としては滅多にないことのように感じられる。
普通はありえないミスだったのなら、非難されてもやむを得ない。
しかし、異物混入など珍しくないという証言もある。
今までも、様々な業種でいくらでも起きていたという。
従来は、大々的に発表することなく、個別に処理されてきたというのだ。
製造工程をテレビで見たが、手作業の部分が相当に多い。
自動化された工場で機械がすべて製造するなら、異物混入の可能性は低い。
手作業で作られるものについて、同じレベルを求めることは無理がある。
作業で使う手袋の破片が混入することは許すべからざることなのか。
問題は、異物混入事故の確率がどのくらいかということだ。
マクドナルドでの異物混入確率は他の食料品に比べて突出した高いのか。
それをきちんと評価しないと、軽々に非難できない。
短期間に集中した報道により、人々に与える印象に大きな影響を与える。
これを報道バイアスと呼ぶ。
中国で尖閣諸島関連の歪んだ大量の報道が反日暴動を引き起こしたのと同じ構図だ。
そして、どの程度のことなら社会が受け入れられるのかが問題だ。
例えば、生野菜なら、泥が付いていても、虫がいても、不思議はない。
長い間、それは当たり前のこととして許容されてきた。
近年、野菜でも泥も虫もいないことが求められるようになった。
ただ、そのために生産者に過重な負担がかかったり、高いコストが生じたりする。
虫をなくすために収穫後に農薬をかけるようなことも行われていると聞く。
過度な要求を控え、新鮮で安ければ十分と考えよう、と提案されている。
私も、野菜については、その通りだと思う。
たぶん、今後、多くの人がマクドナルドを買わなくなるのだろう。
そうすると業績が悪化して採算が取れなくなり、店舗閉鎖に追い込まれる。
私は1年間に1回くらいしか食べないから構わないが、
マクドナルドの店が近所からなくなったら不利益を被る消費者もいるだろう。
それは、消費者が望んでいる結果なのだろうか。
(2015. 1.11)
院長のつぶやきコート
冬になっても、私はコートを着ないことが多い。
コートを着るのが面倒くさい。
そして、多くの場合は邪魔だと思っている。
今日は製薬会社主催の眼科講演会に家内と出かけた。
家内は防寒完全武装。モコモコして丸い。
私はワイシャツの上に薄いチョッキ、上着だけ。
チョッキは、暑ければカバンの中に放り込んでおける。
邪魔にならない。
自宅から地下鉄の駅まではすぐだ。不動産屋の表示なら徒歩1分。
そこからは地下鉄でホテル・マリオットアソシアへ。
屋外に出ることがなく、暖房が効いている。寒くない。
地下鉄の車内でコートを着ていたら、暑いくらいだ。
会場に着いたら、もちろん暖房で温かく、コートは要らない。
クロークに預けるのも手間がかかるし並ばなければならない。
座席に置くのも邪魔だ。
その後の情報交換会でも、コートは厄介者である。
正直、「コートなんて着てこないほうがよかった」
こういう経験を重ねて、最近はよほど寒い日しかコートを着ない。
しかし、冬、コートを着ないのは少数派のようだ。
家内は「貧乏でコートが着られないみたいに見えるよ」と言う。
そうかなあ。惨めったらしいかなあ。
ま、いいや。他人の目なんか気にしないことにしよう。
(2015. 1.10)
院長のつぶやきコンサート
子供の受験が終わって、少し時間の余裕ができた。
それで、今年は数十年ぶりにコンサートに出かけてみた。
1つは東海テレビのスーパークラシックコンサート。
愛知県芸術劇場で1年間7回の講演。
しかもいつも同じ席で聴ける。
去年は知り合いの優先予約枠を利用させていただいた。
実際にコンサートに出かけた感想。
曲や演奏家は満足している。
小澤征爾とかランランとか辻井伸行とか。
当然好き嫌いはあるが、よく知った好きな曲はやっぱり良い。
問題は演奏開始時間。18:45が多いが、これはきつい。
外来が18時までかかるのは普通。もっと遅くなることもある。
だいたい、1日の終わりには正直疲れ切っている。
それから、メシもろくすっぽ食べずに急いで会場に駆けつける。
綱渡りだし、身体にこたえる。
終了間際に急患が来院したら、行けなくなってしまうし。
来年は優先予約の権利がある。12/13が受付日だが、来年分は諦めた。
ちょっと無理があることがよくわかった。
先週はそれとは別にサラ・ブライトマンのコンサートに行った。
最初に彼女の歌に出会ったのは20歳代だったと思う。
それから30年近く現役なのだから大したものだ。
CDやDVDも何枚も持っていて、楽しみにしていた。
曲が始まってまもなく、家内が「口パクだ」と言い出した。
えっ? 世紀の歌姫にそれはないだろうと思ったが・・
そう思って聴くと確かに違和感がある。
歌が安定しすぎている。指揮者がなぜヘッドホンを付けている?
家内はお腹の動きがないという。そうかも知れない。
うーん。私は確証を得られなかったが、家内は間違いないと言う。
AKBなら歌に期待していないので、口パクでも仕方ない。
でも、まさか、サラ・ブライトマンが??
ショーだと割り切れば良いのかも知れないが。
今年54歳。確かにあれだけの高音を出せるほうが不思議だ。
オペラ座の怪人の最高音部なんて人間業じゃない感じだし。
あれを毎回安定して歌うのは至難の業だろう。
録音ならいくらでも修正できるがライブは一発勝負だから。
一時はすごく太ってしまい、それから痩せて、今回はまたかなり太め。
顔も、いくら化粧をしても衰えは隠せない。
オペラグラスでアップにして見るとなおさら感じる。
期待していた分、がっかりしてしまった。
S席とは名ばかりだったし。天井に近くて端のほう。
1人1万5千円も出す価値はなかったというのが結論。
サラのコンサートがあっても、もう行かない。
(2014. 12.07)