川本眼科

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院長のつぶやき

院長のつぶやき境界性パーソナリティ障害

ある女性国会議員の言動が話題になっている。
秘書に対する暴言・暴行がネットで公開された。

この人は「境界性パーソナリティ障害」のようだ。
専門外なので確信は持てないが、私の知る症状と一致する。

東大を出て官僚になって国会議員に転身したくらいだから、
当然社会生活ができないほどの重度の精神障害ではない。
病気と闘いながら努力して、ここまで来た人なんだろう。

それでも、上手く感情をコントロールできないことがある。
傷つきやすく、不安や葛藤やストレスが上手に処理できない。
対人関係に困難を抱えていて、摩擦をおこしやすく、
他人を巻き込んで被害を与えることもある。
ぴったり、あてはまりそうだ。

ネットでは非難ごうごう、炎上状態のようだ。
でも、病気なんだから、倫理的に非難しても仕方ない。

間違いないのは、議員には向いていないということ。
さっさと議員辞職したほうがよい。
議員本人のためだと信ずる。

その上で、これ以上、本人を責めるのはやめよう。
ネットで正義を気取って集団リンチをするのは正しいことではない。
テレビの芸能コーナーで面白おかしく取り上げるのもどうか。
ある意味、いじめみたいなものだと思う。

精神障害には、本人が一番苦しんでいるのだから。

(2017. 6.24)

院長のつぶやき受動喫煙防止を葬った国会議員を断罪する

タバコを吸う人の煙をそばにいる人が吸わされ、健康を損なう。
これを「受動喫煙」という。
受動喫煙による健康被害が深刻なことが近年明白になった。

タバコを吸うその場では、直ちに問題が起こるわけではない。
被害は遅れてやってくる。
慢性気管支炎や肺気腫を引き起こす。
肺がんをはじめとして多様なガンを引き起こす。

本人がこういう病気になるのは自業自得だが、
他人に健康被害を与えることは許されることではない。

喫煙者は、加害者なのだ。
そのことがこの問題を考える出発点となる。
「加害者の権利も認めて、少しくらい許してあげましょう」???
ありえない。
何も悪いことをしていないのに、被害を我慢する必要はない。

だから、世界中で「公共の場では禁煙」は当然視されている。
先進国ではどこでも、レストランでは禁煙である。

日本は先進国の中で受動喫煙対策が最も遅れている。
分煙と称して席を別にすることで対処したりしている。
1つの店の中で仕切りを設けずに分煙しても効果はない。
完全閉鎖空間で排煙設備を完備した喫煙ルームしか手はない。

小規模な飲食業者は反対している。
喫煙者を締め出したら商売にならないという。
実は、他国の経験では、禁煙にしても客は減らなかった。
全部の店が一斉に禁煙にすれば、大丈夫なのだ。
むしろ、予想に反して来店者が増えたというデータもある。
喫煙できる店を敬遠していた非喫煙者が店に来るようになったのだ。

厚労省はこういう潮流をもとに法案をまとめた。
私に言わせれば、喫煙者に甘すぎる内容だが、一歩前進だと思っていた。

ところが、自民党を中心とする国会議員はこれに反対する。
飲食業者の反対を受けて(おそらくは献金も受けて)
厚労省案に反対し、規制を骨抜きにしようと図った。

そして、結局、厚労省は今国会で法案を通すことを断念した。
受動喫煙防止は国会議員の抵抗で葬られたのだ。

国民の健康を犠牲にしてまで、圧力団体に良い顔を見せる。
今や国民の8割は非喫煙者だということを忘れていないか。
受動喫煙防止対策に抵抗する国会議員は落選させるしかない。

サイレント・マジョリティを舐めんなよ。
今はネットだってあるのだ。
誰が厚労省案を葬ったのか、名前はそのうちわかる。
名指しで断罪されることを覚悟してもらおう。
非喫煙者の怒りを甘く見たツケは、必ず払ってもらう。

(2017. 6.13)

院長のつぶやきハズキルーペ

最近、ハズキルーペに対する質問をよくいただく。
なんでも、石坂浩二さんが広告に出ているらしい。
広告を盛んに打ち、知名度が上がったようだ。

良く知らなかったので、調べてみた。

基本的にはその名の通り、ルーペである。
ルーペは虫メガネともいう。同じものだ。
用途は「見たいものを拡大する」
ハズキルーペは約1.6倍に拡大できる。

この拡大率は高いとは言えない。
普通のルーペのほうが大きく見える。
細かいものを詳細に調べる用途には向かない。
しかし拡大率が高すぎると視野が狭くなる。
ほどほどの拡大率のほうが広い範囲が見える。

ルーペであると同時に、老眼鏡にもなっている。
度数は2.5ジオプトリー。
正視の人がかけるとだいたい40cmにピントが合う。
乱視の矯正などはできない。左右の度も同じ。

メガネをかけている人はメガネの上から装着する。
この場合のメガネは「遠方を見るためのメガネ」
「近方を見るためのメガネ=老眼鏡」は使えない。
ピントが合う距離が近くになりすぎるのだ。

遠方は見えない。40cm以内しか見えない。
だから、デスクトップパソコンは見づらいと思う。
さらに近い距離はどうか。例えば20cmはどうか。
→若い人なら見えるが、老眼が進むと見えない。            

それから、レンズの周辺には歪みがある。
顔を動かすと、歪みがより気になる。
人によっては気持ちが悪くなるかも知れない。

——

結論。
ハズキルーペは手元が見えづらくなった人に役に立つ。
しかし、すべての人にぴったり合う商品ではない。
その人の屈折状態の程度と用途によって異なる。
たぶん満足する人もいれば、不満を感じる人もいる。

通信販売ではなく、実際に試用して買うことを勧める。

(2017. 5.14)

院長のつぶやきスギは完封、ヒノキには反応

数日前から時々くしゃみが出る。ヒノキの花粉症だ。

数年前からスギ花粉エキスの注射を続けている。
スギに対してはもう完全に症状が出なくなった。
長い長い道のりだったが、確かに効果はあった。
アレルギー免疫療法で私はスギ花粉症を克服した。

だが、患者さんには勧めない。
忍耐が必要だ。
スギ花粉が飛ばない季節でも、ずっと注射を打ち続ける。
言うは易し、行うは難し」

最近はスギ花粉症の症状は全く起こらなくなった
花粉症の時期でも、マスクも花粉予防ゴーグルもなしで過ごせる。
完封である。

ところが、今までより遅い時期に、軽い鼻炎の症状が出る。
なるほど、ヒノキの注射はしていないから、反応が出るのだ。
ちょっとがっかりだが、仕方ない。
症状はきわめて軽い。
スギ花粉とヒノキ花粉は似た構造をしているという。
だからスギ花粉の注射がヒノキ花粉にもある程度効くのだろう。

今は注射でなく、「舌下免疫療法」もある。
始めるなら、今年の花粉症シーズンが終わってからがお勧め。
来年の花粉症シーズンに楽がしたいなら、早く始めたほうが良い。

うちではやっていないけど、内科や耳鼻科などでやってくれる。
当院の近所では、ごうクリニック、まつおかクリニックなど。
対応施設は鳥居薬品のウェブサイトから検索できる↓
http://www.torii-alg.jp/mapsearch/

(2017. 4.23)

院長のつぶやき花粉症の時期に外来が混む理由

ここのところ、スギ花粉の飛散が多い。
花粉症の時期には眼科は混む。

花粉の量と比例して混むのだろうか?
答えはNO。
花粉の量が少ないうちはほとんど受診しない。
「かゆみを我慢できる限度」を超えると急に増える。
そこにははっきり段がある。
だから、花粉量の増減を増幅した形で患者数が増減する。
花粉症患者が多い年と少ない年の差が大きい。

ここ1週間、急に花粉の飛散が増えた。
徐々に増えたときはそんなに患者さんは増えない。
急に多くなると受診につながりやすい。

花粉症だけなら、1人にそれほど時間はかからない。
外来が混雑する大きな原因は「ついで受診」
例えば、6ヶ月間隔、1年間隔で定期検査が必要な患者さん。

いつ受診するか予約制ではない。そうすると、
「目が痒いから受診しよう、ついでに定期検査も受けよう」
というのは人情だ。
定期検査では多くの場合、散瞳が必要で検査メニューも多い。
どうしても時間がかかる。
そういう人が何人も重なると、どうしても混雑する。

解決策は難しい。「ながら受診」を禁止する訳にもいかない。
この時期、受診される方は、混雑は覚悟しておいて下さい。

(2017. 3.22)

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