川本眼科

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院長のつぶやき

院長のつぶやき低矯正メガネは近視を進行させる?

過矯正メガネ(度が強すぎるメガネ)は近視を進行させる。
このことは従来から言われてきた。実験的証明もある。

そこで、完全矯正メガネか低矯正メガネを処方するのが一般的だった。
低矯正メガネとは、度が弱く、かけてもまだ近視が残るメガネをいう。
完全矯正メガネは、近視が全く残らない、ピッタリのメガネをいう。

小学生~中学生くらいでは一般に近視化しやすい。
ある程度以上近視になれば、黒板に書いた文字が見えづらくなる。
よく見るためにはメガネが必要になる。

従来、過矯正を恐れ、低矯正メガネにするほうが安全と信じられてきた。
しかし、最近の報告では、低矯正メガネもかえって近視を進行させるそうだ。
これは、一般的にはかなり驚きなのではないか。
「近視を進行させたくないから弱くして下さい」という親は多い。
それが実は逆効果だったなんて、びっくりだ。

「ぼやけた見え方」は過矯正でも低矯正でも近視を進行させるらしい。
近視進行抑制には、くっきりはっきり見えているのが一番ということ。

まあ、それでも、過矯正よりは低矯正のほうがましだろう。
若干の低矯正は、害が少ないと思う。
完全矯正にするつもりが、実は過矯正になってしまう危険性はある。
視力が十分出る範囲で少し低矯正気味にしておくのは問題ないと思う。

問題は、あまりに度が弱すぎるのはダメだということ。
おおざっぱに言ってメガネ視力で0.7~1.0くらいならOK。
どちらかというと1.0に近いほうが良さそうだ。

(2017.10.09)

院長のつぶやきスマホとカメラ

大学時代、一応写真部に所属していた。
暗室で引き伸ばしなんかもやった。
結構思い一眼レフと交換レンズを持ち歩いた。
旅行にもカメラバッグを持参した。

卒業してからは、写真を取ることは激減した。
時代も、フィルムからデジタルへと大きく動いた。
デジタル一眼レフも3機種くらい買い替えたけれど、
結局ほとんど出番がなかった。

デカいカメラは荷物になるのだ。
コンパクト・デジタルカメラでそこそこの写真は撮れる。
別にそんな芸術写真を撮るわけでもない。
多くは家族や友人との写真なのだから、高性能は要らない。

それでも、デジカメはいつも持ち歩いていた。
さほど撮らなくても、なんとなく持って行く。
たまには役に立つこともあるから。

最近になって、コンパクト・デジカメの出番も減ってきた。
スマホで済ませてしまうのだ。

もちろん、デジカメのほうが性能は圧倒的に良い。
ズーム機能はデジカメならばこそだ。
引き伸ばせば、画質には格段の差がある。

だが・・・
大きく引き伸ばすことをしなくなった。
プリントすることすら減った。
(撮るだけ撮ってそのままにしてしまう)
写真は手近なスマホで見ることが多い。
それなら、最初からスマホで撮ったほうが楽だ。
パソコンで面倒くさい作業をしなくてすむ。

どうせスマホで見るならそれほど高画質でなくてよい。
スマホなら、写真の送信や転送も楽だ。
一連の写真をアルバムにするなんて機能もあって便利だ。

要するに、画質で妥協できれば、スマホで取ったほうが
圧倒的に便利だし、使い勝手が良いのだ。

世の中の人がコンパクト・デジカメを使わなくなっている。
カメラは全然売れなくなっているそうだ。

最近は、私も、カメラを持たないことが増えた。
スマホだけで済むことも多いから。
元写真部員としては情けない。堕落かな・・・
でも、これも時代の流れだと思う。

(2017. 9.24)

院長のつぶやきトゥ、グォ、ツァ、々、ゝの入力方法

「トゥ」をどう入力するか? 直感ではわからない。
「ぁ」「ァ」はLAまたはXAで入力できることは知っていた。
だから、トゥはTOLUでいつも入力していた。
まどろっこしくて、入力のリズムも邪魔された感じだ。
最近TWUで入力できることを知った。これは便利だ。

底にはグォもGWOで入力できると記載されていたのだが、
やってみると「gを」と変換されて失敗した。
私の使っているATOKという日本語入力システムではダメらしい。

ちなみにツァはTSAで入力できる。これは前から知っていた。

「々」はどう入力するか?
ほとんどの場合、「人々」などと単語で使う。
単語全体で入力するから困ることは少ない。
どうしても必要な時は「人々」と打って、後から「人」を消していた。

「々」は「ノマ」で変換できるらしい。
確かにこの字はノ+マに分解できそうだ。
実は私は「云々」という言葉の連想で「々」を「ぬん」で単語登録してある。

「ゝ」「ゞ」も普通単独で使うことはない。
それに今日では「あゝ」より「ああ」と書いてしまうほうが多い。
でも、どうしても必要なら「くりかえし」と入力すれば変換できるそうだ。

お試しあれ。

(2017. 8.29)

院長のつぶやき電話型補聴器

高齢になると難聴の人が増える。
難聴だと、説明時に患者さんも医師も苦労する。

難聴になると「聞き慣れない言葉」が聞き取れない。
ふだん使っている語彙なら推測が働く。
断片的に聞こえるだけでも大丈夫なのだ。
でも、医療用語は馴染みがないので推測ができない。

大声を張り上げれば良いというわけでもない。
かえって、キンキン、ワンワンしてしまうそうだ。
むしろ、耳元で、ゆっくりと、一語一語区切って話すのが有効。

いろいろやっても、やっぱり聞き取れないこともある。

川本眼科の外来には「電話型の補聴器」が置いてある。2台。
製品名は「聴六くん」という。メーカーは助聴器と称している。
価格は通販で1万5千円くらい。補聴器としては安い。
これは結構役に立つ。
大声を出すより聞きやすいようだ。

補聴器の宿命として雑音も大きくなる。
でも、話を聞きたいときだけ電源を入れればよいので、
雑音のことがあまり気にならない。
常時装着型の補聴器よりも煩わしくないようだ。

川本眼科は2診体制で、診察室は隣接している。
一方に難聴の方が入室され、医師が大声で説明を始めると、
隣の診察してではうるさくて診療がストップしてしまうことがあった。
聴六くん導入以来、そういうことが減って、助かっている。

もっとも、聴六を使っても聞こえない人もいる。
そういう場合は、筆談しかない。
筆談には、説明内容が後に残る利点もある。
難聴の高齢者は、理解力も低下し、物忘れも多い傾向がある。
だから、難聴の程度が強いときは、無理しないで筆談にするのが得策である。

(2017. 8.12)

院長のつぶやき眼圧と血圧

眼圧が高いほど、緑内障は進行しやすい。
このことはほぼ証明されている。

眼圧が正常範囲でも緑内障にはなる。
これを正常眼圧緑内障と言う。
実は「眼圧が高い緑内障」より「正常眼圧緑内障」のほうがはるかに多い。

治療は、「眼圧を下げること」だ。
今のところ、これしか方法がない。
目薬も、レーザーも、手術も、すべて眼圧を下げることを目的に行う。
正常眼圧緑内障でも、もっと眼圧を下げれば進行を抑えることができる。

—-

眼圧と血圧は名前が似ていて混同されやすい。
「高血圧→高眼圧」と誤解されていることが多い。これは誤り。
血圧が高いからと言って、眼圧が高いわけではない。
両者は全く別のものだ。

だが、関連はある。
緑内障は眼への血流が悪くなるために起こると考えられている。

眼に入る血流量は
「眼潅流圧=眼底平均血圧-眼圧」
で決まるとされている。
血液は、圧が高いほうから低いほうに流れる。
眼に血液を送り込むのは「眼底平均血圧」の力だ。
「眼圧」は眼に血液が入ってくるのを邪魔する。
この差が血流量を決めるのだ。

眼圧を下げれば、眼潅流圧は上がる。そして血流が良くなる。
これが緑内障治療に眼圧を下げることが有効な理由だという。

この式から考えれば、眼底平均血圧を上げることも有効なはずだ。
そして、眼底平均血圧は、当然全身の血圧と同じように変動する。
つまり、血圧が高いほど、緑内障には良いと推測される。

実際、低血圧だと緑内障が進行しやすいという報告も存在する。

—-

上記の議論を踏まえれば、次のような仮説が立てられる。
「緑内障の人は血圧を高く維持すべきだ」と。

この仮説は、まだ正しいのかどうかわかっていない。
緑内障の専門家でも、このことを強く主張する人はいないようだ。

もし仮説が正しいなら、緑内障+高血圧の患者はどうすればいいのか。
高血圧の治療をやめてしまったほうが緑内障には良いことになる。
だが、高血圧は脳卒中や心筋梗塞を起こす最大の要因だ。
死亡リスクや半身麻痺のリスクもある、怖い病気だ。

現時点で、仮説を直接証明するような論文は出ていない。
血圧の高低と緑内障の進行の関連を調べた大規模な調査がない。

現時点では、高血圧の治療は今まで通り続けるのが無難だ。

(2017. 8.11)

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