川本眼科

文字サイズ

小 中 大

院長のつぶやき

院長のつぶやきホームページ移行の苦労

院長のつぶやきを長期間お休みしていた。なんと年末に最後の文章を書いたきり、1月は一度も載せなかった。

いろいろ忙しかったせいと、どうせ新しいホームページになるのだからと古いホームページ上で更新する気になれなかったせいでもある。今回新しいホームページができあがったのを機に、心を入れ替えてせっせと書くようにしたいと思っている。

今回の目玉はスマホ/ケータイ対応だ。「川本眼科だより」も「院長のつぶやき」もパソコンでもスマホでもケータイでも読むことができる。同時に更新できる仕組みを備えた。外出先などでも手軽にアクセスしていただけるのではないかと期待している。

実はこの仕組みのためにすごく苦労している。

今までは、「川本眼科だより」の院内報そのものをPDF化して出していた。印刷すれば院内でお渡ししているののとまったく同じレイアウトで手に入るのが利点だ。筆者の私も面倒がない。

ところがPDFのままではスマホやケータイで読むことができない。画面の横幅に合わせてレイアウトをスマホ/ケータイそれぞれに最適化する必要がある。完全に自動化することはできず、人手で手を入れなければならない。その作業量が多くて大変だった。

正確には過去形ではない。本文だけは移行したものの、太字に直したり、画像を挿入したりする作業が残っているのだ。

作業が全部済むのには2月いっぱいはかかりそうだ。

(2012.2.3)

院長のつぶやき2011年を振り返って

2011年は東日本大震災、大津波、原発事故の年だった。

あらためて亡くなられた方々のご冥福をお祈りしたいl。

そして1日も早く復興しさらなる発展・飛躍へとつながりますように。

被災地に送るメガネを集めたり、節電に苦労したり。

学会もずいぶん中止になった。

ようやっと落ち着きを取り戻してきた感がある。

来年こそ希望と再生の1年になることを強く願っている。

地震や津波は仕方ないとしても、原発は人災だと思う。

原発の存在そのものが人為の所産だから。他に選択肢はあったのだから。

なでしこジャパンのワールドカップ優勝は久々の明るいニュースだった。

快挙だと思う。そして震災に打ちひしがれた人々に希望を与えた。

人々に失望しか与えていない政治家は見習って欲しいものだ。

今日は仕事納め。川本眼科は明日から1週間休診いたします。

それではみなさん、良いお年をお迎え下さい。

(2011.12.28)

院長のつぶやき救命救急士の挿管

12月20日に長崎の離島で救命救急士が気管内挿管をしたことが問題になっているらしい。

患者は船で搬送され、結局は死亡した。

挿管にあたり医師の指示を受けなかったことが違反とされているようだ。

でも、危急の際に電話で指示を仰いでいる余裕などどこにあるのか。

警察が業務上過失致死の疑いで調べているとも聞く。

医師のみの掲示板(m3.com)では匿名でやたらとバッシングする向きもある。

しかし、私はこの行為は、少なくとも人命救助の目的にはかなっていると思う。

人が死ぬか生きるかの瀬戸際に手続き論や形式論を持ち出してもねえ・・

この離島には医師はいなかった。搬送もヘリではなく船だと言うのだ。

つまりこの救命救急士以外に救命を担える人間はいなかった。

マスクを使えばよいという議論もあるけれど、マスクで上手に換気するのは結構難しい。

挿管する技術があれば挿管したほうが確実だ。

だいたい、現場にいなかった人間が事情もわからないのに勝手なことを言うのはおかしい。

正しいことをした人間がいわれのない非難を受けて萎縮することがなければいいが・・

(2011.12.25)

院長のつぶやき外来100円負担反対の署名運動

医師会が「受診時定額負担に反対する署名運動」を繰り広げている。

これは厚労省がまとめた高額療養費制度の見直し案↓に反発したもの。

(1)高額療養費制度の自己負担額を年収600万円以下の中低所得層で引き下げる

(2)そのための財源として外来患者が受診するたびに100円を上乗せ徴収する

この(2)に医師会は強く反発した。医師会員に署名運動を呼びかけた。

なるほど、負担は少ないに越したことはない。安ければ安いほどよい。

ただ、この案は国民全体の負担額としては差し引きゼロだ。

(もちろん試算が正しいかどうかという議論はありうるとは思うが)

負担減をどこかで負担増で補わなければ税金で補填するしかない。

しかし税金だって消費税の議論をみれば簡単に増税などできるはずがない。

日本では高福祉高負担がコンセンサスを得ているとはとても言えまい。

受益者負担原則から考えても受診者全体で多少の負担増はやむを得ないように思える。

まあ、どこから取っても取られる側は反対するに決まっている。

私には100円負担がそれほどとんでもない案には見えない。

もちろん、もっと良い案はあるかも知れないが、それは冷静に議論すれば済む話だ。

-

医師会が反対するのは「受診抑制」を恐れているのだと思う。

特に毎日のように通院させて処置をするタイプの診療をしていると影響が大きい。

傍目からは結局開業医の利益擁護のための反対と見られているはず。

うちのように今月来院した患者の平均通院回数が1.1回程度では影響は極微。

6ヶ月に1回受診なんて人も多いから、年間で平均を取ると月1回を下回るだろう。

うちの患者さんにはほとんど関係ない話なのだ。

-

医師の冤罪逮捕糾弾とか無過失補償制度創設とか原発反対とかなら大いに協力する。

署名運動という伝家の宝刀を抜くのはもっと大事な話の時に限ったほうがいい。

(2011.11.14)

院長のつぶやき中京都市圏パーソントリップ調査

中京都市圏パーソントリップ調査なる調査票が送られてきた。

人の流れ、交通機関の利用方法などを詳しく調べるという趣旨らしい。

河村たかし市長の写真が入った挨拶文が同封されていた。

住民基本台帳からの無作為抽出にたまたま当たってしまったわけだ。

面倒くさくて本当はやりたくないが、仕方がないので真面目に協力した。

回答拒否が多いと「無作為に選んだ」の信頼性に響く。

私自身もこの種の調査をしたことがあり、担当者の苦労がわかるから。

-

でも、あまりにも調査が細かすぎてきちんと答えようとするとメチャクチャ大変。

すべて記入し終わるまでにものすごく時間がかかってしまった。

これ、大半の人は真面目に答えていないよ、きっと。

調査拒否が続出して回答率も低そう。

たとえ回答しても、うんざりして相当いい加減に答えた人もすごく多いはず。

何カ所も移動した人ほど、途中を省略して答えたに違いない。

なるべく移動しなかったと答えたほうが回答が楽だから。

-

こういう、ものすごくバイアスのかかった調査で正確な現状分析はできまい。

それでも、一応数字だけは出てくる。不正確でも。

役人が「ちゃんと仕事をやりました」というアリバイ作りにはなるのだろう。

(2011.11.13)

院長のつぶやき

最近の投稿
2020年8月2日
最近の川本眼科
2020年6月8日
コロナの日常
2019年11月4日
名古屋市医師会急病センター
2019年11月1日
川本眼科25周年
2019年2月25日
リニア新幹線
2019年2月3日
北側への増築工事
2018年4月26日
受診されていない方のお問い合わせ
2018年4月16日
身体障害認定基準の改正
2018年4月13日
スマホの買い替え
2018年2月25日
入試出題ミス救済処置への疑問